7月19日、北海道札幌市のグランドメルキュール札幌大通公園で、第7回国際交流会が開催されました。このイベントには、日本を含む13の国と地域から99名が参加し、それぞれの研究やビジネスに関するアイデアを共有しました。
今回の国際交流会は、統合医療機能性食品国際学会が主催し、株式会社アミノアップが協賛しています。全国の大学や企業、海外からも多くの研究者が集まり、総勢99名が一堂に会しました。特に注目されたのは、ハサヌディン大学(インドネシア)との国際インターンシップや、カリフォルニア大学デービス校と北海道大学の共同研究プロジェクトが話題となりました。
参加者は、アメリカ、カナダ、イギリス、タイ、韓国など、14カ国から集まり、国内外の大学16校と企業13社が関与し、官公庁やその他団体9団体も参加しました。こうした多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、自由な意見交換が行われ、新たな国際研究プロジェクトの可能性が広がりました。
国際交流会の開催は、アミノアップが後援する「統合医療機能性食品国際学会第32回年会」と連携して行われています。2015年からスタートしたこの国際交流会は、コロナ禍を経て2023年から活動を再開し、今年の参加者数は過去最大となりました。
北海道情報大学の西平順学長は、国際交流会の重要性について「アカデミアと産業の協業を促進する良い機会です」と評価し、国際的な視野を持つ人材の育成が求められています。
また、統合医療機能性食品国際学会の伊藤壽記会長は、「直接的なコミュニケーションが新しい研究のきっかけになり得る」と述べ、さらなる国際交流の発展に期待を寄せています。
この機会を通じ、アミノアップは1984年の設立以来、機能性食品や農業資材の開発を行ってきました。独自開発した機能性食品「AHCC®」といった製品が高く評価されています。アミノアップは、北海道に拠点を置きつつも、グローバルな展開に注力しています。また、環境対策にも力を入れており、製造プロセスでのCO2排出量を削減しています。
今後もこの国際交流会は、研究者や学生、企業との交流を促進し、国境を越えた協力が深化することが期待されています。新たな国際研究プロジェクトが生まれる場として、今後も継続されていくことでしょう。