アリオンジャパンの新発表
2025-10-20 11:10:34
アリオンジャパンが危機管理産業展で衛星通信装置『TYTO 2』を発表
アリオンジャパンが危機管理産業展で魅せた新技術
2025年10月、東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2025」。この展示会で、アリオンジャパン株式会社が自社の最新IoT衛星通信装置『TYTO 2』を披露しました。アリオンジャパンは、2014年に設立された衛星通信の専門企業で、総務省の認可を受けた電気通信事業者です。もう少し詳しく見ていきましょう。
TYTOシリーズの進化
アリオンジャパンの『TYTO』シリーズは、低軌道移動衛星通信(LEO)を活用したIoTソリューションを提供しています。このシリーズの中でも最新の『TYTO 2』は、前年に初公開されたモデルの改良版です。特徴は、アンテナとバッテリーを含めてわずか88gという軽量設計。携帯性と通信性能を両立しており、ドローンや車両、個人の携帯端末など、さまざまな環境での利用が可能です。
展示会では、より便利になったスマートフォン用アプリケーションとWebインターフェースもお披露目されました。この新機能により、ユーザーは世界中どこにいてもスマートフォンから位置情報の共有やメッセージの送受信ができるようになりました。このことで、企業や自治体の緊急通信体制も、より柔軟に構築できることが期待されています。
災害時の通信手段としての重要性
特に注目を集めたのが、災害時に非常通信手段としての活用が考えられる「イリジウム衛星電話」や「GO!exec」端末です。現在利用中のMCA無線サービスが2029年に終了することから、アリオンジャパンの衛星通信ソリューションはその代替として高い関心を得ています。
また、映像通話や動画伝送が必要とされる場面において、高速データ通信を実現した携帯型衛星端末「TYTO Peli200」も注目を浴びました。この端末は災害現場や遠隔地においても効率的に映像を送受信できるため、活用の幅が広がっています。
今後の展望
アリオンジャパンは今回の出展を通じて、災害対応用衛星通信装置の有用性と普及を広くアピールしました。さらに、他のIoT機器と連携することで効率的な復旧ソリューションを提案し、今後は国内市場でのプレゼンスを強化し、アジアやその他の国際市場においても事業を拡大していく方針です。
公式ウェブサイトでは、『TYTO 2』の詳細情報やその他の製品情報が公開されています。災害時の通信手段としての可能性を秘めた『TYTO 2』が、今後どのように活躍するのか期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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アリオンジャパン株式会社
- 住所
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