伊勢シーパラダイスで名付けられたオットセイ『エマ』の魅力
三重県伊勢市に位置する伊勢シーパラダイスは、2024年8月18日に新たに名付けられたミナミアメリカオットセイの名前を発表しました。新しい名前は『エマ』。この名前は、多くのファンによるお名前募集中から選ばれたもので、全550件の候補の中から見事に選ばれました。
お名前が決まった背景
伊勢シーパラダイスでは、2024年7月19日から31日にかけて、お名前募集が行われ、次いで8月7日から9日まで決選投票が実施されました。その結果、エマが選ばれ、当日の発表は公式Instagramを通じて生中継され、200人以上の視聴者が見守る中で行われました。今後、エマの生活の様子や姿を見る機会が増えることでしょう。
『エマ』という名前の由来については、飼育員の藤本さんが、父母の名前がラテン系であることから、ラテン語に由来する名前を選んだと語っています。この名前は「宇宙」や「大きい」という壮大な意味も込められ、漢字表記では「笑満」とされ、伊勢シーパラダイスの明るく楽しい雰囲気を表現しています。
エマの成長スペック
『エマ』は、2023年6月18日に誕生した1歳の女の子。体重は約10kgと、まだまだ成長中です。エマの性格はちょっぴり気が強いおてんば娘。特に彼女が誕生してからの育成過程は素晴らしいもので、母親ラズが生後3ヶ月で母乳をやめた後、伊勢シーパラダイスの飼育員たちが初めてのオットセイに対する人工保育を実施しました。哺乳瓶を嫌がったエマには、カテーテルを介してミルクが与えられ、10ヶ月で初めて魚を食べられるようになりました。
現在は離乳が完了し、魚をたくさん食べながら元気に成長しています。
お名前発表までの道のり
お名前募集
2024年7月19日から31日までの間、多くのファンからの応募があり、その結果として550件という多数の名前が集まりました。
決選投票
その後、8月7日から9日までの決選投票が行われました。最終候補にはエマの他に、幸芽(こうめ)、珠寿(すず)、ララといった名前も含まれていました。最終的には407件の投票が集まるなど、多くの支持を得ました。
ミナミアメリカオットセイについて
ミナミアメリカオットセイは、□(食肉目アシカ科)に属し、学名はArctocephalus australis。南米の沿岸を生息地とし、アシカに似る一方で耳が大きく、毛が長いことが特徴です。繁殖は10月から12月にかけて行われ、妊娠期間は約1年です。
伊勢シーパラダイスでは彼らの食事として、アジやイカナゴ、ホッケ、コハダなどを与えており、これまでにオットセイの出産は初めてとなります。
伊勢シーパラダイスの基本情報
伊勢シーパラダイスは、日本では初めて海の動物とのゼロ距離展示をテーマにした水族館です。訪れる人々に笑顔と感動を与えられるよう配慮しており、家族連れにも最適な場所です。
基本情報
- - 名称: 伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス
- - 所在地: 三重県伊勢市二見町江580
- - 電話番号: 0596-42-1760
- - 営業時間: 9:30~17:00(最終入場16:30)
- - 入館料: 大人2,100円、小中学生1,000円、幼児(4才以上)500円
- - WEBサイト: 伊勢シーパラダイス
新しく名前が付けられたミナミアメリカオットセイの『エマ』。これからの成長と活躍に期待が高まります。ぜひ、彼女に会いにシーパラダイスを訪れてみてください。