大阪第7データセンター
2024-09-12 11:51:52

NTT Com、大阪第7データセンターがNVIDIA認定を獲得し新たな展開へ

NTT Comの新たな飛躍



NTTコミュニケーションズ株式会社(以下NTT Com)は、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開する中で、大阪府茨木市に位置する大阪第7データセンター(OS7)が「NVIDIA DGX-Ready Data Center」プログラムに認定されたことを発表しました。この認定により、OS7が高密度アクセラレーテッドコンピューティングシステムをホストする能力を正式に証明し、データセンター事業の更なる発展が期待されます。

NVIDIA DGX-Ready Data Centerとは?


このプログラムは、NVIDIAの提案するハードウェアとソリューションを利用して、ストレージや冷却設備などが考慮された高密度データセンターを認定するものです。特に、NVIDIA DGXプラットフォームやDGX SuperPODといった高性能コンピューターユニットを扱うための環境が整っていることが必要です。NTT Comがこのプログラムに参加することで、同社のデータセンター環境が一層強化されたことが示されています。

取得の背景


認定にあたっては、NTT Comの提供する高品質なネットワークサービスや、その接続性が評価されました。特に、インターネットエクスチェンジ(IX)との優れた接続性能が重要視されています。この環境により、生成AIなどを利用した高密度かつ高効率のラックを収容する設備が整っており、企業にとって最適なシステムを支える基盤となっています。

OS7データセンターの特長


1. Green Nexcenter(R)の導入


OS7は、エネルギー効率に配慮した「Green Nexcenter(R)」データセンターの拠点となります。このサービスでは、液冷方式を採用することで、高発熱サーバーでも優れた省エネルギー性能と冷却機能を実現しています。再生可能エネルギーの活用を通じて、カーボンニュートラルを目指しています。

2. APN(All-Photonics Network)専用線プランの提供


NTT Comは、超高速かつ低消費電力を実現する光伝送技術を活用した「APN専用線プラン powered by IOWN」を提供します。これにより、OS7を含む約70か所のデータセンターを効率的に接続し、スピーディーなデータ移動が可能となります。

3. NVIDIAアクセラレーテッドコンピューティング環境


顧客のニーズに応じて、「Green Nexcenter(R)」やネットワークサービス、ストレージを駆使し、NVIDIAアクセラレーテッドコンピューティング環境を一元的に提供します。これにより、企業の技術基盤を強化する支援を行います。

今後の展望


NTT Comは、生成AIの需要拡大に応じて、さらなるデータセンターの展開を予定しています。2025年には横浜第1データセンターおよびOS7にて新たなデータセンター「Green Nexcenter(R)」を導入し、2026年には京阪奈データセンターを新規オープンする計画です。

現代のビジネス環境において、データセンターは企業の競争力を左右する重要な要素です。NTT Comの取り組みがどのように進展するのか、今後も注目が集まります。

会社情報

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NTTコミュニケーションズ株式会社
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