地域創生に向けた新たな挑戦、DEAとJIAの共同事業
株式会社Digital Entertainment Asset(DEA)と株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)は、地域創生に向けた共同事業「ご当地ひみつエージェント」の展開を発表しました。このプロジェクトは、地域の魅力や課題に触れられるゲームを提供し、関係人口の創出や地域経済の活性化を目指しています。
1. 共同事業の背景
日本では人口減少や高齢化が進行しており、地域と継続的に関わる「関係人口」の創出が急務となっています。この「関係人口」とは、居住地以外の地域と深いつながりを持ち、経済的・社会的に貢献する人々を指します。
最近、総務省では2026年度から「ふるさと住民登録制度」をスタートさせるなど、地域外から人々を引き寄せるための制度的基盤が整いつつあります。その一方で、これまで地域との接点を持たなかった人々に向けて、参加のハードルを下げる工夫が求められています。
2. ゲーミフィケーションの活用
DEAが提案する「ご当地ひみつエージェント」は、全国の市区町村で楽しめるスマートフォン向けの地域参加型ゲームです。プレイヤーは「ひみつエージェント」となり、地域の産業、文化、名所、自然をテーマにしたミッションに挑戦します。
具体的には、現地でのチェックインや写真撮影、クイズに答えることでポイントを獲得し、地域との接点を増やしていく仕組みです。また、地方公共団体や地元事業者は、地域の特性に合わせたミッションを柔軟に設計・活用することができるのも大きなポイントです。
3. 今後のミッションテーマ
地域の酒蔵・酒造文化を知るミッション
このミッションは2026年秋から実施され、酒蔵の歴史や地場産の名水、米、そして地域の食文化などについてプレイヤーが学ぶ機会を提供します。遊び感覚で地域の魅力を余すことなく伝えていくことが期待されます。
観光・自然・文化資源の周遊ミッション
次に展開予定のミッションでは、地域の観光スポットや温泉街、歴史的な名所を巡る内容で、地域内での回遊や消費活動を促進します。チェックインやクイズを交えながら、楽しい体験を通じて地域の魅力を発見してもらいます。
遊休資産の再生・まちづくり拠点ミッション
このテーマでは、リノベーションされた古民家や廃校を有効活用した宿泊施設などを紹介し、地域再生に向けた取り組みを体感します。プレイヤーはその過程を知ることで、地域との長期的な関係づくりに貢献することが期待されています。
4. 両社の役割分担
DEAは、ゲームの企画・開発・運営を担当し、地域資源や課題をテーマにしたミッション設計を進めていきます。一方、JIAは全国の地域金融機関との連携を強化し、地域特性に見合ったミッションテーマの企画・検討を担います。
5. ゲームを超えた地域との接点づくり
この共同事業では、ゲームを通じた一時的な体験にとどまらず、地域との持続的な関係を築くことを重要視しています。各地の自治体や事業者と連携し、地域内の店舗や施設で利用できる特典やイベント情報の提供、さらには次回ミッションへの参加を促す仕組みを検討しています。
6. 代表者コメント
DEAの代表取締役社長・山田耕三氏は「ゲームは人を動かし続けさせる力があり、その力を地域創生に生かしていきたい」とコメント。一方、JIA代表取締役・白岩直人氏は「地域を知り、実際に訪れてもらうことが重要で、そのための第一歩をゲームで提供する」と意気込みを語っています。
終わりに
この共同事業「ご当地ひみつエージェント」は、地域創生の新たな形を示すものです。人々がもっと地域に親しみを持ち、訪れ、応援し合う社会の実現に向けて、両社の取り組みから目が離せません。