新たなロボット競技「XROBOCON」2025年8月に大阪で開催予定

新ロボット競技会「XROBOCON」詳細

2025年8月26日（火）と27日（水）、大阪の関西万博会場にて新たなロボット競技会「XROBOCON」が初めて開催されます。このイベントは、NHKエンタープライズが主催し、ドワンゴが運営するライブ配信サービス「ニコニコ生放送」で生中継されることが決定しています。

コンセプトと目的

本大会のテーマは「20年後のテクノロジーを生み出す」。これは、未来のAI、ロボティクス、ゲーム技術を融合させ、新たな体験を提供することを目指しています。「XROBOCON」は、「高専ロボコン」や「ディープラーニングコンテスト（DCON）」などの成功豊富なイベントを基に、次世代型ロボットコンペティションとして生まれました。

競技内容

メイン競技である「召喚！EXTREME相撲」では、AIが操るロボット同士が三層の円形土俵で戦います。競技の進行は3分間×3ラウンドで、先に2ラウンドを制したチームが勝者となります。参加者は、専用のボタンを使ってAIに戦略的指示を送り、リアルとバーチャルが融合した演出を楽しみながら競技に臨みます。

全国から集まる100名以上の参加者は、4つのチームに分かれて挑戦します。これらのチームは、火星探査をテーマに独自の演出を追求する「MarsMars」、エンターテインメント性を重視する「MECHANEKKO」、VRゴーグルを使った二輪ジャンプロボットに挑む「すーぱーあらっとはうす」、観客を楽しませる体験を重視する「D:ivers」となります。

デモンストレーション

「XROBOCON」開催中には、多様なデモンストレーションも行われます。「高専ロボコン」2024年優勝校による万博特別パフォーマンスや、「NHK学生ロボコン」2025年準優勝校によるバスケットボールパフォーマンスなど、普段は見られない迫力満点のパフォーマンスが繰り広げられる予定です。

さらに、「高専DCON」2025年の最優秀賞を受賞した豊田高専発のスタートアップ「NAGARA」による音声AI介護記録ソフトのデモも予定されています。この他にも、エンターテインメントの要素を取り入れたホラーゲームの実況ステージなど、多彩なコンテンツが用意されています。