鎌倉・円覚寺での「デス活」ワークショップ
11月23日、神奈川県鎌倉市の円覚寺にて、公認心理師である吉田英史氏が主宰する新しいワークショップ「デス活」が開催されます。このイベントのユニークな点は、参加者がカジュアルに「死」というテーマについて語り合うことにあります。
ワークショップの概要
「デス活」は、お菓子などを楽しみながら、死生観について共有し合う場です。参加者はまず座禅によるリラックスから始まり、その後は和尚による「死」についての講話を経て、自由な対話の時間へと移ります。時間は13:00から14:30まで。
場所は鎌倉の円覚寺。歴史あるお寺の静かな雰囲気の中で、参加者はそれぞれの経験や考えを語り合います。
デス活の意義
「デス活」の目的は、死をタブー視せず、人々が自分の言葉で死について思考を深め、他者の視点に触れることで、現代の生き方を見つめ直すきっかけを得ることです。例えば、「忘れられない身近な人の死」や「死の前に大事な人に伝えたいこと」といったテーマを基に、参加者は気軽に会話をスタートできます。
このワークショップでは、「死」というテーマが内面的な問いへとつながります。参加者が自身の葛藤や思いを語り合うことで、他者の意見を助けにし、新しい発見が得られるのです。
参加者の声
過去のワークショップでは、多くの参加者が初めは暗い顔をして語り始めますが、最後にはスッキリした表情で終えることが多いと言います。吉田氏は、参加者が死について積極的に考えることができる場を提供することに情熱を注いでいます。
デス活とは
「デス活」は、地域や学校などでしばしば開催されているイベントで、特に若者層を中心に広がりを見せています。従来、さまざまな「終活」が高齢者向けだったのに対し、デス活は広く参加者を受け入れる特徴があります。
吉田英史氏の活動背景
デス活を主宰する吉田英史氏は、公認心理師として活動する傍ら、感涙療法士としても知られています。心の問題について話しやすい環境を作ることに注力し、涙を解放することでストレスを解消する「涙活」なども提唱しています。
参加方法
参加を希望する方は、「デス活」の公式HPから申し込みが可能です。定員があるため、お早めの参加申し込みをお勧めします。
デス活は、誰もが避けがちな「死」というテーマを真摯に向き合う場として、新たなライフスタイルの提案でもあります。あなたもこの機会に、死をカジュアルに語り合ってみませんか?