神戸須磨シーワールドで海洋プラスチックごみ啓発イベント開催

神戸須磨シーワールドでの特別なイベント

神戸須磨シーワールドは、2025年10月11日から31日まで、海洋ごみ問題をテーマにしたイベント「海洋プラスチックごみ水族館」を開催します。この催しは、水中写真家の鍵井靖章氏が手掛け、訪れる人々に海洋の美しさと脅威を伝えることを目的としています。

鍵井靖章氏によるインスタレーション展示

展示は、アクアライブ1階において、鍵井氏によって撮影された水中映像が投影されるインスタレーション形式で行われます。展示物には、海洋プラスチックごみから制作されたパネルが使用され、自然の美しさと人間の活動による害が対比されるアート作品として体験できます。この展示は、観客に美しい海の世界を感じると同時に、その裏面に潜む問題点を考える機会を提供します。

トークイベント開催

さらに、10月18日には鍵井氏自身が登壇し、トークイベントが催されます。ここでは、彼がこれまでに撮影した海の生きものの美しい写真を紹介しながら、海洋プラスチック問題の現状について詳しく解説します。特に須磨海岸を含む様々な海での経験を通じた視点は、多くの人にとって気づきの場となるでしょう。

トークイベントは無料で参加可能ですが、入館料は必要です。事前申し込みが必要で、人気があるため抽選になることもありますので、早めの申し込みを推奨します。

SUMArt DAYSとの連携

本イベントは、須磨の海と人、人と人がつながることを目指す『SUMArt DAYS』の一環として実施されます。このプロジェクトは、持続可能な社会の実現を目指し、須磨地域の魅力を引き出します。『SUMArt DAYS』は、須磨を中心に開催され、アートと海を通じたコミュニティの絆を深める役割を果たします。

水中写真家、鍵井靖章氏について

鍵井靖章氏は、1971年に兵庫県で誕生した著名な水中写真家です。彼は、オーストラリアやモルディブに拠点を移しながら、水中撮影に情熱を注いできました。彼の作品は、自然と生き物に寄り添うスタイルで知られており、多くの人々を魅了しています。特に震災後は、被害を受けた海の生態系に目を向けた作品も多く発表しています。