三國清三シェフ受章
2015-09-18 19:30:39
三國清三シェフがフランスの名誉「レジオン・ドヌール勲章」を受章
フランス料理界の新たな星、三國清三シェフの偉業
東京・四ッ谷に位置する「オテル・ドゥ・ミクニ」のオーナーシェフ、三國清三氏が、日本人として初めてフランス政府から「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ」を授与されました。この勲章は、文化や科学、商業などにおける卓越した功績を称えるもので、フランスが誇る最高の栄誉のひとつです。
叙勲の背景と意義
レジオン・ドヌール勲章は、1802年に創設されて以来、多くの人々に授与されてきました。特に、日本とフランスの文化交流に寄与した人物が受章することが多く、三國氏もその一人として名を刻みました。駐日フランス大使であるティエリー・ダナ氏は、三國氏が日本とフランスの関係促進に尽力したことに対して、フランス政府の感謝の気持ちを表したと語りました。
三國氏自身もこの受章を「日本のフランス料理界を代表するものであり、先人や後輩の努力によって得られた成果だ」とし、謙虚にその栄誉を受け入れました。
三國清三シェフのキャリア
三國清三氏は、15歳で料理人を志し、札幌グランドホテルや帝国ホテルにて修業を重ねました。20歳の時には駐スイス日本大使館の料理長に就任し、その後、フレディ・ジラルデ氏に学び、多くの名店で腕を磨きました。1985年に「オテル・ドゥ・ミクニ」をオープンし、そこから日本におけるフランス料理の普及に尽力してきました。
1991年、彼はフランスの権威あるホテル・レストラン協会「Relais & Châteaux」に日本人として初めて加盟し、その後もフランス料理界における重要な役割を果たしてきました。また、2011年にはフランス料理がユネスコの無形文化遺産に登録された際には、日本代表としてのグランシェフとして名を馳せました。
フランス料理の普及と教育への貢献
三國氏は、ただ料理を提供するだけでなく、子供たちへの食育活動や復興支援活動にも力を入れています。彼の活動は、フランス料理の素晴らしさを広めることにとどまらず、次世代を育成することにもつながっています。また、総理大臣官邸で行なわれた「日仏ワーキングランチ」の総料理長を務めるなど、日仏の架け橋としても大きな役割を果たしています。
受賞の余韻と未来への展望
この度の受章は、三國氏のこれまでの努力の集大成であり、日本のフランス料理界にとっても大きな喜びです。三國氏は、今後も多くの人々がフランス料理の楽しさを知り、愛してもらえるように活動を続けていくと語っています。
「受章を機に、もっと多くの人にフランス料理が普及していくことを願っています。」と、彼は目を輝かせながら語りました。料理界の第一線で活躍する三國清三シェフの今後の活躍に、さらなる期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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株式会社ソシエテミクニ
- 住所
- 東京都新宿区若葉1-18
- 電話番号
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