大阪市立矢田北小学校プール注水停止ミス: 再発防止へ教職員研修強化

大阪市教育委員会は7月2日、大阪市立矢田北小学校でプールへの注水を停止せずに放置していた事案について発表しました。

事案の概要は、6月28日(金)12時頃に教職員がプールへの注水作業を行ったものの、注水作業中の旨を職員室ホワイトボードに記載することを怠り、その後、雨天のためプール授業が中止になったにもかかわらず、注水の停止を忘れてしまったとのことです。

さらに、17時頃に教職員がプールの浄化装置の停止作業を行った際にも、プールへの注水が続いていることに気づかず、翌7月1日(月)1時頃に当該教諭が注水の停止に気づき、注水を停止しました。

幸い、授業などへの影響はなかったとのことですが、学校側は今回の事案を重く受け止め、再発防止に向けて以下のような対策を講じると発表しました。

各校園長に対して、プールの管理に係る要項等を毎年確認し、チェック体制を必ず構築することの通知
全校園に対し、教職員への周知徹底
矢田北小学校においては、毎日の浄化装置停止作業の「確認チェックリスト」に「プールへの注水を目視する」という項目を新設
教職員全体で改めて「注水・換水時の確認事項」について研修

学校側は、今回の事案を通して、教職員の意識改革とチェック体制の強化が不可欠であることを認識し、再発防止に全力を尽くすことを表明しました。

今回の事案は、学校現場における安全管理の重要性を改めて認識させるものであり、今後の学校教育において、より一層の注意と対策が必要であることを示しています。