大島町椿公園が自然共生サイトに認定、サステナブル拠点WELAGOの役割

大島町椿公園、環境省認定の自然共生サイトに

株式会社フロンティアコンサルティングが手掛けるサステナブル拠点「Izu-Oshima Co-Working Lab WELAGO」と大島町の椿公園が、環境省により東京都管轄の諸島として初めて「自然共生サイト」として認定されました。この認定は、生物多様性の保全や地域生物多様性増進法に基づく計画に基づいています。

椿公園の魅力と歴史

椿公園は1991年に行われた第1回全国椿サミットを記念して開園され、ツバキを中心とした豊かな自然環境が広がっています。伊豆大島には約300万本のツバキが自生しており、それらは防風林や薪炭材として利用されるなど、島の生活に欠かせない存在です。公園内では、ツバキをはじめとする多様な動植物が見られ、これらの自然環境の保全活動が認定に寄与しました。

環境保全への取り組み

フロンティアコンサルティングは2024年度からWELAGOを研究拠点とし、武蔵野美術大学と協力して生物多様性やネイチャーポジティブをテーマにした共同研究を行います。また、定期的に植生調査を行い、生態系の維持管理や自然素材を使用したエコスタックの設置などを通じて環境整備にも力を入れています。

プロジェクト「Nature Positive Living Lab」

2025年度には新たに「Nature Positive Living Lab」という生物多様性に関するプロジェクトが立ち上げられます。このプロジェクトの目的は、大島町との連携を強化し、地域の生態系を循環させることです。また、産学官の協力によって、ネイチャーポジティブに向けた取り組みを推進します。

WELAGOの役割とビジョン

WELAGOはサテライトオフィス兼無料のコワーキングスペースとして機能し、「都市と地方の共存社会」を掲げています。ここでは、島ならではの自然環境に触れ、地域の人々との交流を通じて得られる知識や経験がイノベーションやコラボレーションを生み出す場となっています。多様な働き方を提供することで、島内外のワーカーたちに支持され、地域活性化にも貢献しています。