NRIセキュア、ゼロトラスト成熟度評価サービスを提供開始
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社は、企業が実態に合わせたゼロトラストの導入に向けた支援として、「ゼロトラスト成熟度評価サービス」の提供を開始しました。このサービスは、企業が抱えるサイバーセキュリティに関する課題解決を目指しています。
ゼロトラスト導入の背景
近年、クラウドサービスやテレワークの普及に伴い、サイバー攻撃の対象範囲が広がっています。これにより、ゼロトラストのセキュリティモデルに基づく対策を導入する企業が増加しています。しかし、サイバー攻撃の手法がますます巧妙化する中で、導入した企業は自身のセキュリティ対策を再評価する必要に直面しています。政府からもゼロトラストに関する新たなガイドラインの施行が進められており、これを機に企業の対策見直しが求められています。
ゼロトラストは、各企業の特性や環境に基づいてその導入効果が異なるため、適切な目標設定と対策が重要です。しかし、現状の課題として、ゼロトラストの導入状況を把握することができず、目標の設定や計画の見直しができない企業が多いのが現実です。また、導入後に期待される機能を十分に活用できていない企業や、リソースの過不足が生じている場合も少なくありません。
ゼロトラスト成熟度評価サービスの特長
NRIセキュアの「ゼロトラスト成熟度評価サービス」では、以下のような特長を持っています。
1.
現状の可視化と目標設定
専門家が企業のセキュリティ対策状況をヒアリングし、現状を可視化します。さらに、国内外のガイドラインを参考にしながら、企業が目指すべきスコアを設定することで、具体的な目標を明確にします。
2.
実行性の高い対策案の策定支援
設定した目標を達成するために、経営陣からセキュリティ担当者に至るまで、具体的かつ実行可能な対策案を策定します。また、定量的な評価結果やリスクの評価を元に、対策の優先順位を設定し、企業独自のロードマップを構築することをサポートします。
このように、NRIセキュアの新サービスは企業のゼロトラスト導入を総合的に支援し、情報セキュリティ対策の強化を図ります。
まとめ
情報技術の進化に伴い、企業はますます高度なサイバー攻撃に晒されています。ゼロトラストセキュリティは、こうした時代に必要な新たなセキュリティモデルとして重要な役割を果たします。NRIセキュアは、ゼロトラスト成熟度評価サービスを通じて、企業が今後のセキュリティ対策を効果的に進めるための道筋をご提示することを目指しています。このサービスは、企業が安全で持続可能な情報システム環境を実現する手助けをすることで、社会全体の安心安全に貢献するものです。