2024年9月7日(土)、東京の明治神宮球場にて「キャンサーネットジャパン presents ゴールドリボンナイター」が開催されます。このイベントは、小児がんの啓発と支援を目的としており、例年多くの観客が集う人気のイベントです。開催日は、東京ヤクルトスワローズと阪神タイガースの試合の日で、球場内は多くのサポーターで賑わいます。
9月は「世界小児がん啓発月間」として、国内外で小児がんに関する広報活動が行われます。日本では、この期間に全国各地のランドマークが金色にライトアップされるなど、小児がんへの理解を深めるための取り組みが進められています。今回のゴールドリボンナイターでは、小児がんの患者やサバイバーを取り上げ、彼らを応援する一日にしたいという思いが込められています。
今年で三回目となるこのイベントは、2019年から始まり、これまで多くの観客に小児がんへの関心を持ってもらうことに成功しています。過去のイベントでは、参加した小児がん患者から「観戦を楽しみに治療をがんばってきた」との嬉しい声が寄せられるなど、感動的なストーリーも生まれています。また、観戦に訪れた一般の方々からは、勇気をもらったとの感想も多く、SNSでもその反響が広がっています。
今年も、「ゴールドリボンナイター」に愛を持って参加してくれるファンを募るため、クラウドファンディングを実施しました。その結果、目標金額の200万円を達成し、さらには250万円に達することができました。この多くの支援により、さらに多くの子どもたちに野球観戦の機会を提供できることとなりました。
イベント当日、球場には約20,000名以上の来場者を見込んでおり、小児がんについての啓発活動も行われます。特に、ヤクルト球団の設立55周年を記念して、小児がんの子どもとその家族約55名を招待し、特別なセレモニーを行います。始球式は小児がんサバイバーが務めるほか、選手への花束贈呈など、心温まるイベントが企画されています。
会場では、参加者にゴールドのスワローズロゴ入りリストバンドや、小児がんの支援を呼びかけるメッセージ入りのうちわが配布されます。また、キャンサーネットジャパンのブースも設置され、啓発グッズの販売や募金活動が行われる予定です。
小児がんとは、0歳から15歳未満の子どもが罹患するがんで、日本では毎年約2,500人が新たに診断を受ける深刻な病気です。小児がんは、成長期に強い治療を受けた子ども達に様々な後遺症をもたらすことがあり、社会全体の理解と支援が欠かせません。
「ゴールドリボンナイター」は小児がんのリボンがユニークな金色で表されています。この色には、治療に立ち向かう子どもたちへの希望が込められており、支援の重要性を広めるための旗印ともなっています。
今後も小児がんについての認知を促進し、より多くの方々が関心を持つことで、治療中の子どもたちやサバイバーに届けられる寄付や支援の輪が広がることを期待しています。
開催概要
- - 主催: ヤクルト球団
- - 協賛: 認定NPO法人キャンサーネットジャパン
- - 開催日時: 2024年9月7日(土)
- - 場所: 明治神宮球場
詳細については、公式サイトでご確認ください。