学習の“努力量”で競い合う「第22回すららカップ」開催
株式会社すららネットが主催するイベント「第22回すららカップ」が、2025年12月1日から2026年1月19日までの約1か月半にわたって開催されます。このイベントは、AIを活用したアダプティブな対話式ICT教材を用いる子どもたちを対象に、学習時間やクリアユニット数などの「努力量」で競い合うものです。参加エントリーは11月17日から公式サイトで受付が始まり、全世界の参加者を募ります。
すららカップの目的と特徴
「すららカップ」は、すららネットが開発した各種教材「すらら」「すららドリル」「ピタドリ」などを使用する児童生徒を対象とし、年齢や国境を越えて学習の「努力量」で競い合います。評価基準は点数や偏差値ではなく、学習に費やした時間や学習ユニットのクリア数です。このイベントは、子どもたちの自己調整学習スキルを育成することを目的としています。
自己調整学習スキルの育成
自己調整学習とは、学習者が自らの目標に向けて学びの計画を立て、実行し、その結果を振り返るプロセスです。「すららカップ」では、これを自然に体験できる仕組みを取り入れています。具体的には以下のような要素があります。
1. 目標設定と評価
参加者の学習意欲を高めるために、多彩なアワードが用意されており、中間結果の発表も行われます。これにより、自分の目標をより具体的にイメージしやすくなります。また、目標時間が5・15・30時間へと見直され、多くの子どもたちが取り組みやすくなっています。
2. 学習の計画と振り返り
自己調整学習のプロセスを支えるため、実際の振り返りや計画を体験できる「らくらく目標達成カレンダー」が用意されています。
教育現場での評価
この「すららカップ」は、単に成績を比較するのではなく、努力していることを認め合う文化を育むことが特徴です。教育現場でも評価され、自治体や学校での独自開催が増加しています。具体的には、奈良県の五条市教育委員会が行う独自の「すららカップ」が2024年夏に開始されます。
すららカップの実施概要
- - 実施期間:2025年12月1日(月)7:00~2026年1月19日(月)23:59(日本時間)
- - エントリー期間:2025年11月17日(月)10:00~12月25日(木)18:00(日本時間)
- - 対象教材:すらら、すららドリル、ピタドリ、すらら漢字アドベンチャー、Surala Math、すらら にほんごを使用する児童生徒
- - 結果発表:中間発表が2025年12月23日(火)、最終結果が2026年2月14日(土)に行われます。
「すららカップ」は、子どもたちが自らの努力を認め、自己の成長につながる貴重な機会です。惜しみない努力を通じて、学び続ける力を身につけましょう。