新材料取り扱い開始
2025-10-22 11:01:04

ストラタシス3Dプリンター新材料の取り扱い開始とその特長

ストラタシス3Dプリンターの新材料が登場



丸紅情報システムズ株式会社(MSYS)は、ストラタシス社が製造するDLP方式の3DプリンターOriginシリーズ用に、新たに2種類の材料『P3™ Silicone 25A』および『Loctite 3D IND3380™ ESD』の取扱いを開始すると発表しました。これらの新しい材料は、各業界にわたる応用を視野に入れて開発されており、その特性も注目です。

Silicone 25Aの特長



まず、Silicone 25Aですが、Originプラットフォームにおいて初めて利用可能な専用国産シリコーン材料となります。この材料は、ショア硬度が25Aに設定されており、引裂き強度は16kN/m、破断伸びは驚異の672%を実現しています。また、耐熱性も150℃の評価をクリアし、生態適合性や難燃性といったさまざまな認証を受けています。このような特性から、幅広い産業にマッチする製品を生み出す可能性を秘めています。特に医療機器や自動車部品など、要求される性能が厳しい分野での活躍が期待されます。

IND3380 ESDの特長



続いて、IND3380 ESDについてですが、Originプラットフォーム上で初めて静電気放電対策に特化した樹脂素材となります。この材料は、IEC(DIN EN)に準拠した電気特性を持つ一方で、ASTMに準拠した耐薬品性も併せて備えています。さらに、引張弾性率は2,800Mpaで、耐熱特性も190℃と優れています。このことから、特に電子機器類の製品や製造治具、固定具などの用途に最適です。電子機器の製造現場においては、静電気によるトラブルが大きな問題であるため、可搬性に富んだその特性は強い味方となるでしょう。

丸紅I-DIGIOグループの信頼性



MSYSは、1992年からストラタシス社の正規販売代理店としての地位を確立し、30年以上にわたり高品質な製品を提供してきました。3Dプリンター本体の販売だけでなく、造形サービスやレンタルサービスも行っており、顧客のニーズに柔軟に対応しています。Originシリーズの新材料取り扱い開始は2025年11月1日を予定しており、多くの企業からの問い合わせが期待されます。

対応機種と製品情報



新材料は、ストラタシス3DプリンターのOrigin OneおよびOrigin Twoに対応しています。製品情報については、〔公式サイト〕(https://www.marubeni-sys.com/3dprinter/products/material/origin_one/)から詳細を確認できます。

ストラタシスの業界的意義



ストラタシス社は、3Dプリンティングとアディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)の技術で、世界的にリーダー的な地位を占めています。30年以上の間、同社の製品は、製品開発期間の短縮やコスト削減、工具コストの解消、さらには製品の品質向上に寄与してきました。このように、ストラタシス社の技術は航空宇宙、車載、ヘルスケア、教育など多岐にわたる業界で利用され、プロトタイプや治工具、生産部品の製造において革新をもたらしています。

今後、Silicone 25AとIND3380 ESDがどのようにさまざまな産業において活躍するか、その動向に注目です。これからもMSYSは、顧客の要望に応じた製品提案とサービスを展開していくことで、さらなる成長を目指しています。


画像1

会社情報

会社名
丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社
住所
東京都文京区後楽2-6-1住友不動産飯田橋ファーストタワー
電話番号
03-4512-3700

関連リンク

サードペディア百科事典: 3Dプリンター ストラタシス 新材料

Wiki3: 3Dプリンター ストラタシス 新材料

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。