小学生が楽しく学ぶ!大牟田市の夏エコ教室
2025年7月26日、大牟田市のエコサンクセンターで行われた「夏エコ教室」では、田中鉄工株式会社が企画した体験プログラムが展開されました。このプログラムは、次世代を担う小学生を対象にしたもので、「廃食油をリサイクル!わくわくエコキャンドル作り」というテーマで行われました。
当日は、多くの小学生が参加し、リサイクルの重要性を楽しく学びました。具体的には、自宅で使い終わった油をただ廃棄するのではなく、再利用することで貴重な資源として活用できるということを理解することが目的でした。グループ活動や動画視聴を通じて、子どもたちは環境問題についても考えを深めました。
大牟田市エコサンクセンターは、市民に対して環境教育を推進する拠点です。その一環として毎年夏休みには「夏エコ教室」が開かれ、今年は7月24日から8月21日まで全13回の教室が予定されています。田中鉄工が担当したプログラムは、参加希望者が多く、すぐに定員に達したという人気ぶりでした。
田中鉄工は地域から回収した廃食油を、重油や軽油の代わりとなるバイオマス燃料として活用しています。この燃料を使ってアスファルト合材を製造し、地域の道路や歩道に還元するという循環型プロジェクト「Roa(d)cal SDGs Project」を展開中です。今回の「夏エコ教室」は、こうした活動の一環であり、家庭から出る使用済み油のリサイクルの重要性を子どもたちに伝えようとしています。
プログラムでは、まず廃食油がどのようにリサイクルされるのかを分かりやすい動画を交えて学んでもらいました。その後、家庭から回収した廃食油を使って「エコキャンドル」を作る体験が行われました。子どもたちは自分の好きな香りや色を選び、オリジナルのキャンドルを完成させました。保護者も一緒に参加し、和やかな雰囲気の中、90分間の授業は無事に終了しました。
参加した子どもたちからは、「楽しく廃食油のリサイクルを学べた」「身近なものでキャンドルが作れるとは思わなかった」と歓声が上がり、達成感が広がりました。授業の最後では、廃食油の利活用に加え、地球温暖化に関するさまざまな知識を得る貴重な機会となりました。
田中鉄工は今後も全国各地の自治体や教育機関と連携し、持続可能な社会の実現に向けた活動を積極的に展開していきます。エコキャンドル作りを通じて学んだことを活かし、子どもたちが未来の環境保護に関心を持つことを期待しています。
田中鉄工のRoa(d)cal SDGsモデルについて
田中鉄工が目指しているのは、道路舗装業界におけるカーボンニュートラルの実現です。地域の家庭や飲食店から排出される廃食油を利用し、アスファルト合材の製造に活用しています。この取り組みは、地域住民が利用する道路や歩道に還元され、地産地消エネルギーの循環型社会の実現に寄与します。これにより、環境負荷の軽減にも大きく貢献できるのです。
田中鉄工はこのプロジェクトを「Roa(d)cal SDGs Project」と名付けており、地域を限らず全国に広めていく想いを反映しています。このような活動を通じて、道路と地域をつなげ、共に成長していく未来を描いています。
会社情報
田中鉄工は、1918年に設立されたアスファルトプラントのメーカーです。アスファルト合材生産に関連する様々な製品やサービスを提供しています。現在、佐賀県三養基郡基山町に本社を置き、国内には15の拠点があります。現在までの数々の受賞歴を持ち、環境への取り組みを強化し続けています。公式ウェブサイトにはさらなる情報が掲載されています。