和室「器(UTSUWA)」
2022-06-15 11:00:16

日本とドイツの伝統技術が融合した新しい和室「器(UTSUWA)」のクラウドファンディング始動

和室の新たな可能性を探る「器(UTSUWA)」プロジェクト



日本の伝統的な和室空間を、ドイツの木工技術と融合させた意欲的なプロジェクト、「器(UTSUWA)」が始動します。2015年にスタートしたこのプロジェクトは、長年にわたる和建築職人の技術の保存と、その普及を目指しています。特に、和建築職人の減少が懸念される中で、彼らの「ホンモノ」志向の技術を発信することが、今の時代には求められていると言えるでしょう。

大阪で開発された「器」は、2018年には国際的な視野に広がり、ドイツの職人たちとの協力を始めました。これにより、ただの和室空間ではなく、モダンな建築デザインを持つ和室が生まれることを目指しています。2021年には、ドイツでの和室「器(UTSUWA)」の試作が完成し、その後の国際フォーラムでは日本とドイツの職人たちが活発に意見交換を行いました。

クラウドファンディングで広がる可能性


さて、2022年6月15日からはクラウドファンディングがスタートします。このプロジェクトのタイトルは「日本の『ホンモノ』の建築技術をドイツに発信。和室空間開発のご支援を」となり、目標金額は50万円。資金は和室空間開発に必要な施工に使用される予定です。

クラウドファンディングの期間は、2022年6月15日から7月31日までの47日間です。このプロジェクトを通じて日本の和建築技術を海外に広める重要な一歩を踏み出すことができます。寄附金は器プロジェクト実行委員会が受け取る形になります。

支援プランの多様性


プロジェクトにはいくつかのリターンが用意されています。まず、3,000円の募金コースとして「日本の建築技術を守る」ことへの賛同が得られます。また、10,000円でのセミナー参加や、30,000円でのリラックスグッズの購入といった体験を通じても支援が可能です。さらに、50,000円の体験コースでは、職人と共にスツール制作に参加することができるなど、実際に手を動かして関わることができる機会も用意されています。

プロジェクトの実行を担うのは、一般財団法人 大阪地域振興調査会です。同会は調査研究や教育宣伝を通じて地域の振興に努めています。和建築の技術を継承しつつ、国内外の新しいデザインを取り入れた現代的な和室の実現に向けて、皆様の温かいご支援をお待ちしています。

成長する和室空間の未来


今後も「器(UTSUWA)」プロジェクトは、日本の素晴らしい技術をドイツはもちろん、世界に発信し続けることでしょう。伝統文化の継承と新たな形の創造が、私たちの未来を豊かにしてくれることを期待しています。この取り組みは、私たちが大切にしてきた文化を次の世代に引き渡すための重要なステップです。ぜひ皆様も、この機会に和室空間の可能性を探ってみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
一般財団法人大阪地域振興調査会
住所
大阪市中央区大手通 1 丁目 2 番 10 号
電話番号
06-6944-1173

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。