テクノスジャパンが推進したSAP S/4HANA移行プロジェクト
株式会社テクノスジャパン(以下、テクノスジャパン)は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)のSAP S/4HANA移行を支援しました。この取り組みは、マルチベンダー体制とフルリモートという環境の中で、業務停止ゼロという困難な条件を克服し、決算遅延ゼロを達成したことが特徴です。
プロジェクトを通じて、CTCは基幹業務を支えるSAP ECC 6.0やSimple Financeからの移行を実現しました。元々CTCは、SAPのSimple FinanceのEOSLが確定していたことから、その移行対応が必要とされており、テクノスジャパンはその複雑な状況でのサポート役を果たしました。
マルチベンダー体制の推進
一般的に、SAP関連のプロジェクトにおいて直面する課題は、技術者やパートナー企業の確保です。テクノスジャパンは、複数のベンダーが役割を分担するマルチベンダー体制を採用し、そこでの連携を推進しました。このアプローチは、フルリモート環境においても効果的に機能し、関係者間のコミュニケーションを円滑に保つことができました。
フルリモート時代の挑戦
現場の課題や困りごとの把握が難しいフルリモート環境では、対面でのコミュニケーションに比べて情報が伝わりづらくなります。そのため、本プロジェクトでは毎朝のミーティングを実施し、空気感を共有するとともに、即時に課題解決に取り組む体制を整えました。これにより情報のサイロ化を防ぎ、プロジェクト進行をスムーズにしました。
また、品質保証プロセスも強化し、影響分析を行うアセスメントツールの活用や、実機での現新比較テストを行いました。これにより潜在的なトラブルを事前に抑制することができました。
プロジェクトの成果
このプロジェクトの成果の一つは、決算遅延ゼロの達成です。移行後もスケジュール通りに決算業務を完了させることができ、稼働後1週間での早期安定化も実現しました。業務継続性も確保され、基幹システムの停止リスクを排除した点は、関係者にとって重要な成果と言えるでしょう。
CTC担当者のコメント
CTCの担当者は、本プロジェクトにおける発注者主導の統制と高品質な検証プロセスが、今後のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進において重要な基盤となると述べました。そして、AIを活用した業務変革を進めると共に、社内の知識の一元化とデジタル化を目指しています。
テクノスジャパンのビジョン
テクノスジャパンのプロジェクトマネージャーも、マルチベンダー体制かつフルリモートという環境でのプロジェクトにおいて強いオーナーシップが成功の要因であり、CTCのこだわりによって目指す未来の構想を実現するために、ERPの枠を超えてつなぐ力で支援を続ける意向を示しました。
企業について
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
CTCは、1972年設立の総合ITサービス企業で、コンサルティングから運用・保守までのトータル支援を行っています。デジタルトランスフォーメーションの推進を通じてお客様のビジネス変革をサポートしています。
株式会社テクノスジャパン
一方、テクノスジャパンは1994年に設立され、デジタルとAIを駆使して企業のビジネス変革を実現してきました。今後も、より企業の業務プロセスの連携を進め、全体最適に寄与することを目指しています。
このように、テクノスジャパンとCTCの協力により、SAP S/4HANA移行プロジェクトは成功を収めました。テクノスジャパンは今後も、企業がデジタルトランスフォーメーションを進める中で、幅広い支援を行っていくでしょう。