株式会社シバタ、初の展示会出展に挑む
株式会社シバタは、2025年7月9日から11日まで千葉県の幕張メッセで開催される日本最大級の製造業総合展示会「第37回 ものづくりワールド」に初めて出展することを発表しました。これは、同社にとって重要な一歩であり、製造業界との新たな連携や顧客ニーズの把握を促進する機会となります。
展示会において、シバタはエレクトロニクス関連の専門商社として培った豊富な経験とノウハウを活かし、さまざまな製品や技術を紹介します。
提案型営業による最適なものづくりの実現
シバタが目指すのは、単なる製品供給にとどまらない提案型の営業です。国内外の材料メーカーや加工メーカーとの広範なネットワークを活用し、顧客の具体的なニーズに応じた製品仕様の提案や開発支援を行っています。このアプローチは、サプライチェーンの最適化を目指したトータルソリューションを通じて、ものづくりにおけるあらゆる段階を支えるものです。
「第37回 ものづくりワールド」では、以下のような革新的な技術や製品が紹介される予定です。
1.
Photo Etching(フォトエッチング)
薄板から厚板まで対応可能な精密加工技術をロールtoロール生産で提供し、短納期で対応します。
2.
電鋳マスク(Electro forming stencil)
高強度の電鋳技術を用い、レーザー・エッチング加工では難しいパターンを実現します。COB(Chip On Board)マスクの製造事例も紹介します。
3.
コイルスプリング
高強度・高導電率の非磁性銅合金ワイヤを使った柔らかい銅線によるバネ特性を持つ製品を展示。
4.
車載向け電線(Cu, Al)
車載用途に特化した電線ソリューションを提供し、試作から量産まで対応します。
5.
Flexible coil(フレキシブルコイル)
薄くて柔軟なコイルシートによって製品の小型化や軽量化を実現します。
6.
ばね線(サスペンションワイヤ、ワイヤースプリング)
衝撃吸収、振動制御、物理的安定化に寄与する優れたコパリ製の製品を紹介。
共創空間の形成
今回の展示会は、シバタが取り扱うエレクトロニクス商材の販促にとどまらず、約65,000名のものづくり工程に関わるエンジニアとの共創の場を設けます。特に、ハードディスクドライブや光学機器、半導体装置でのサスペンションワイヤの新たな利用価値を探り、開発課題の解決に貢献することを目指します。
また、本展示会では、サスペンションワイヤの性能に基づく新たな利用方法の発見を促進するため、実験的な特別展示も行う予定です。これにより、来場者にインスピレーションを与え、製品開発に役立つ場を形成します。
出展の概要
- - 会期: 2025年7月9日(水)〜7月11日(金)10:00〜17:00
- - 会場: 幕張メッセ 2ホール
- - 住所: 千葉県千葉市美浜区中瀬 2-1
- - ブースエリア: 小間番号 10-65
株式会社シバタの概況
株式会社シバタは、1955年に設立されたエレクトロニクス及び水処理環境事業を専門とする商社です。電線や精密部品、水処理フィルターを含む多岐にわたる製品を提供し、業界における信頼されるパートナーとして活動しています。シバタは、世界の市場に応えるための強固なネットワークを保有し、高品質な製品とサービスを提供し続けています。