建築デザイン科1年生が木工加工の現場を体験
2025年10月16日、福島県郡山市にあるWiZ国際情報工科自動車大学校で、建築デザイン科の1年生5名が木工加工の現場を訪れ、実際の作業を見学しながら職業理解を深める「お仕事体験講座」が開催されました。この講座は、地域の木材加工業と学校が連携し、若手人材の育成を目的としています。
体験講座の内容とは?
今回の講座では、参加学生たちは木材加工に関する図面の作成を体験し、さらにプレカット加工現場の見学も行いました。職人による作業デモンストレーションも行われ、学生たちは実際の木工作業を間近で見ることで、理論だけでは学べない貴重な知識と技術を得ることができました。
学生たちの声
建築デザイン科の田中咲羽さんは、「プレカットについては学んでいたが、実際の加工現場を見学することで作業工程の理解が深まった」と話します。また、塩田心さんも「CADを使用して木材加工の図面を作成する中で、どのように工程を進め、必要なパーツを考えるかを学び、大変貴重な経験だった」と感じていました。
参加の背景と目的
近年、建築業界では若手人材の確保が課題となっております。地域産業では、特に「現場を知る機会の少なさ」が進路選択の障壁として存在しています。WiZ国際情報工科自動車大学校では、学生たちが職業を「知る」だけでなく「実際に体験し、感じる」ことを重視し、教育現場と地域のものづくり現場のつながりを深めることを目指しています。今回の講座も、その一環として企画されたものなのです。
地域との連携
福島県郡山地区木材木工工業団地協同組合が協力しているこの講座では、地域の木材業者や職人たちが学生に直接指導を行い、実践的な知識を伝える役割を果たしています。WiZは今後もこうした取り組みを続け、地域で学び、地域で活躍する人材の育成を推進していく方針です。
学生の進路に向けたサポート
WiZ国際情報工科自動車大学校は、建築士を目指す学生を対象に、最短で資格取得を目指せるカリキュラムを提供しています。2025年度には建築デザイン科や1級・2級建築士専攻科を設置し、将来の建築人材育成に力を入れています。目指す職業には建築士、建築現場監督、大工、設計アシスタントなどがあります。また、さまざまな資格取得支援も行っており、学生たちの将来をしっかりとサポートしています。
執筆:WiZ国際情報工科自動車大学校の取り組みは、単に教育に留まらず、地域経済の活性化にも寄与する重要な架け橋となっています。