産業IoT用チップSIM
2026-03-26 10:20:24

マクニカとミソラコネクトが産業IoT向けチップSIM提供で協力

はじめに


最近のIoT市場の拡大は目覚ましく、これに伴いスマートフォンだけでなく、さまざまなIoTデバイスでのモバイル通信のニーズが高まっています。特に、モビリティ分野や産業機器、屋外に設置される各種メーターや端末に対応したコネクテッドデバイスの需要は旺盛です。このような背景を受け、株式会社マクニカと株式会社ミソラコネクトが協力し、2026年3月26日から産業IoT向けにインダストリアルグレードの「チップSIM」を共同で提供開始することを発表しました。


IoTデバイスと通信の進化


これまでは、物理SIMをデバイスに挿入し、通信事業者のモバイルネットワークを利用していました。しかし産業IoT機器は、一般的なIoTデバイスに比べて、より厳しい運用条件に適応しなければなりません。高温・低温、強い振動、さらには屋外での長期使用が求められるためです。また、デバイスの小型化が進む中、物理SIMスロットの設置が設計上の障害となることも多く、こうした課題に対してチップSIMの導入が注目されています。


チップSIMの特長と利点


両社が提供するインダストリアルグレードのチップSIMは、特に産業IoT機器に必要な耐環境性と信頼性を実現しています。このチップは、基板に直接はんだ実装されるMFF2サイズ(5mm x 6mm)で、-40℃から+105℃までの広い動作温度範囲をサポートし、振動や衝撃にも強い特性を持っています。製品は、温度変化や振動、水分の影響を受けにくく、高い耐久性を誇ります。さらに、セキュリティ面でも耐タンパー性があり、物理SIMの抜き取りによるリスクを軽減します。


両社の戦略とビジョン


マクニカは半導体商社として、物流と技術ノウハウを活用し、高品質のサポート体制を提供します。一方、ミソラコネクトはフルMVNOであり、柔軟な通信プランの設計を行います。この2社の強みを掛け合わせることで、産業IoT機器製造に関する多様なニーズに応じた最適な通信環境を整備します。顧客の通信データ量や用途に応じた通信プランの提案が可能で、コスト最適化にも寄与します。

今後は、SGP.32に準拠したリモートプロビジョニング(RSP)機能の検討も進め、遠隔でのプロファイル切り替えや更新を可能にすることで、導入後の運用管理を大幅に簡素化することが期待されています。


まとめ


マクニカとミソラコネクトは、今後も産業IoTの発展を支えるため、最新の通信技術を提供し続けていく方針です。多くの企業のビジネス課題解決とイノベーションの創造に寄与することで、進化した産業環境を実現していきます。企業向けの通信活用を強力にサポートするこの新たなチップSIMに注目です。


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会社情報

会社名
株式会社ミソラコネクト
住所
東京都文京区後楽二丁目6番1号 住友不動産飯田橋ファーストタワー4F
電話番号

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