男女平等な結婚
2024-03-08 20:38:51
男女平等な結婚を目指す「Think Name Project」が始動
男女平等な結婚を視野に入れた新たな試み、Think Name Project
2023年3月8日、一般社団法人あすにはが「Think Name Project」という新たなプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、選択的夫婦別姓を通じて男女の平等な結婚と平等なキャリアの実現に向けたもので、多様なステークホルダーと協力して啓発アクションを推進していくことを目的としています。
プロジェクトの背景と目的
日本は、国際的には異例の「結婚時に名字を変えなければならない」制度を採用しており、この影響で95%の改姓が女性によって行われています。この状況は見えない形で男女の不平等を助長しており、この点について社会全体で考えるきっかけを作り出すことが求められています。この「Think Name Project」の目的は、選択的夫婦別姓についての理解を深め、社会各層からの支持を獲得することです。
特設サイトと今後のアクション
2023年12月には、4つの団体による選択的夫婦別姓をテーマとした勉強会が開催される予定で、参加者を広く呼びかけています。また、3月8日には、いくつかの経済団体と共に政府に対して「選択的夫婦別姓の早期実現を求めるビジネスリーダー共同声明」に関する要望書を提出しました。この動きには約1,000名のリーダーの支持も集まっています。
プロジェクトの進捗報告と新たなアクションについては、3月22日に厚生労働省記者クラブにて行われる予定とのことです。
日本の現状と国際的な視点
現在、日本は国連加盟国の中でも唯一、結婚時に夫妻が名字を一つにしなければならないという制度を維持しています。このため、結婚後も旧姓を使用する女性が多く、キャリアの分断を懸念する声が上がっています。実際に、旧姓使用者の中でも6割がその状況に不便を感じており、その結果、企業側でも苗字の二重管理によるコストが問題となっています。
このプロジェクトを通じて、選択的夫婦別姓の必要性とその実現可能性について、より多くの人々が理解し、議論を交わすことが期待されています。
賛同企業の呼びかけ
すでに複数の企業が「Think Name Project」への賛同を表明しており、今後も参加を促すことが予定されています。企業や個人が参加することによって、より広い視野での議論が生まれ、多様な意見が集まることを期待しています。
このように、選択的夫婦別姓は単なる制度の変更に留まらず、男女の平等を実現するための重要なステップであると言えるでしょう。今後の動向を注目していきたいところです。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 あすには
- 住所
- 東京都新宿区新宿 4-1-6JR新宿ミライナタワー 18F
- 電話番号
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