エコレールマークの新しい認定
国土交通省は2023年4月2日、第48回エコレールマーク運営・審査委員会を開催し、新たに認定された企業と商品を発表しました。この制度は、貨物鉄道を利用する企業や商品が持つ環境に優しい特性を消費者に知らせるためのものです。
エコレールマーク制度の意義
エコレールマークは、企業や商品が地球に配慮した輸送方法を採用していることを証明します。具体的には、500km以上の陸上貨物輸送において、一定の割合以上鉄道を利用している企業や商品が対象です。このマークを持つ商品は、消費者に環境への貢献を意識させ、企業の環境問題への取り組みを促進します。
新規認定の報告
今回の発表では、1社の新たな取組企業、5件の認定商品、そして1社の協賛企業が認定されました。これにより、エコレールマークの認定商品は合計180アイテム、認定企業は100社、協賛企業は60社に達しました。
1. 新規エコレールマーク取組企業
この企業は、貨物輸送において鉄道を15%以上利用しているため、新規認定されました。
2. 新規エコレールマーク認定商品
以下の5つの商品が新たに認定されました。
- - お茶 (株式会社ヤクルト本社)
- - クイックチャージ (株式会社ヤクルト本社)
- - 神崎のめん類 (株式会社ヤクルト本社)
- - 消臭力 Premium Aroma トイレ用 (エステー株式会社九州工場)
- - 消臭力 クリアビーズ イオン消臭プラス (エステー株式会社九州工場)
これらの商品は、500km以上の陸上輸送のうち30%以上を鉄道輸送で行うことで、認定を受けています。
3. 新規エコレールマーク協賛企業
この企業はエコレールマーク認定商品や取組企業と連携し、持続可能な輸送に協力しています。
持続可能な未来への一歩
エコレールマーク制度は、企業の輸送方法に対する運動を強化し、消費者の環境意識を高めることを目的としています。持続可能な社会を構築するための重要な取り組みとして、今後もこの制度の拡充が期待されています。
全国の企業が環境に配慮した取り組みを進める中、エコレールマークの認定は消費者と企業の橋渡し役となるでしょう。私たちも日々の選択で地球に優しい選択をしていくことが重要です。