奄美大島のバニラビーンズを世界に届けるプロジェクト
奄美地域の特産物として知られるバニラビーンズ。この奄美大島特産のバニラを栽培し、全国そして世界に届けるための新たなプロジェクトが始まりました。今回は、合同会社AMAMIバリュープロデュースが進めるクラウドファンディングについて、ご紹介します。
非営利活動法人ZESDAの取り組み
ZESDA(一般社団法人)は、東京都中央区に拠点を構える団体で、鹿児島県奄美地域のプロデュース活動を行っています。ZESDAが支援するプロジェクトのひとつが、AMAMIバリュープロデュースによる奄美大島のバニラ栽培です。この取り組みは、地域の農業を活性化させることを目的としています。
AMAMIバリュープロデュースのビジョン
AMAMIバリュープロデュースは、奄美大島で新たな価値を創造することを理念に掲げています。バニラビーンズの栽培に挑戦し、家庭やお菓子作りにおいてもっと気軽に奄美産バニラを使用できる環境を整えることで、素晴らしいスイーツを多くの人に楽しんでもらうことを目指しています。
バニラビーンズ市場の現状
バニラビーンズは、中南米原産の植物であり、主にマダガスカルが最大の生産地です。日本ではこの製品がほとんど輸入に依存しており、これに伴う2014年からの国際的な価格高騰により、バニラビーンズは「銀より高いスパイス」と称されるほどの高価なものとなっています。このような市場環境の中で、奄美大島での生産が注目されています。
奄美でのバニラ栽培のきっかけ
林代表の奮闘は、2019年に始まりました。彼はタンザニアのバニラ農園を訪れた際、奄美大島と同じ環境でバニラが育てられていることに感銘を受け、奄美でも栽培できるのではないかと考えました。その後、2022年に地元の農業者の協力を得て、奄美大島で本格的なバニラ栽培に乗り出し、1,700本の苗を植えた農園が誕生しました。
新たなカフェのスタート
さらに、2023年10月には奄美空港の近くに『AMAMIバニラファームカフェPolePole』をオープン。ここでは、地元の食材を使ったお土産やギフト商品の製造・販売を行っており、バニラが融合したユニークなメニューが楽しめます。
クラウドファンディングの概要
今回のクラウドファンディングは、奄美のバニラ栽培を復旧・拡大させるためのもので、特に昨年の台風で被害を受けた農園施設の復旧費用に使われます。目標金額は100万円で、支援リターンとしてさまざまなプランが用意されています。具体的には、4,000円から各種リターンが設定されており、支援受付は2025年3月25日まで行われます。詳細はクラウドファンディングのウェブサイトで確認できます。
ZESDAの展望
NPO法人ZESDAは、奄美のバニラビーンズを国内外に展開するための支援活動に力を入れ、今後も地域活性化に貢献することを目指しています。奄美大島の自然と農業が生んだ大地の恵みを生かし、地域の美味しい食材を広めていくために、あなたもこのプロジェクトを応援しませんか?
詳細および支援のお申し込みは、
こちらから。