ヤマモリが特別賞受賞
2022-12-23 10:00:01

ヤマモリ松阪工場が省エネ大賞で特別賞を受賞!エコな取り組みを評価

ヤマモリ松阪工場、省エネ大賞の特別賞を受賞



日本最大規模のレトルト食品工場であるヤマモリの松阪工場が、2023年2月1日に東京ビッグサイトで開催される「ENEX2023-第47回地球環境とエネルギーの調和展」にて、省エネ大賞の「審査員会特別賞」を受賞することが決まりました。

この受賞は、ヤマモリと数社のパートナーが2014年から着手した、省エネルギーに関する様々な施策の結果として報われたものです。レトルト食品製造において発生する熱エネルギーの再利用をテーマに、7年にわたる取り組みが実を結んだと言えます。
具体的には、以下の4つの施策を挙げることができます。

1. 高効率蒸気ボイラーへの更新(実施年:2014年、2018年)
2. 蒸気加熱式温水製造における廃熱回収(実施年:2016年)
3. 蒸気ボイラー・アキュームレータの最適制御(実施年:2019年)
4. 熱回収式エアコンプレッサの導入(実施年:2021年)

これらの施策により、原油換算で年間175kLの削減、さらにはCO2排出量の削減も実現し、年間572t-CO2を抑えることができました。
着目すべきは、レトルト食品の特性です。これらは少量から手軽に楽しむことができ、冷凍食品やチルド食品よりも常温での流通や長期保存が可能です。さらに、調理も迅速で、時短を図れるため、環境に与える負荷が少ない食品として評価されています。

ヤマモリはこのレトルトパウチ食品の製造において、環境負荷を最小限にするための努力を続けてきたことが、今回の受賞に繋がったのです。

受賞に際して、ヤマモリの代表取締役社長、三林圭介氏は、工場の環境配慮を企業の義務として捉え、協力企業の支援を受けながら真摯に取り組んできたことを評価されたと述べています。そして、環境に優しいレトルト食品の設計と省エネによる環境負荷の軽減が二重の意義を持つと強調しました。

特に注目されるのは、熱回収式エアコンプレッサの導入です。これにより、年間138t-CO2の削減が実現され、ボイラーの給水加熱にも寄与しています。このシステムは、夏場のオーバーヒート対策としても役立っています。

ヤマモリの未来への挑戦


今後もヤマモリは地球にやさしい企業であり続けるため、環境への取り組みを続ける意向を示しました。「地球市民」としての責任を果たしながら、顧客のニーズに応える安心・安全で高品質な商品を提供することが今後の目標です。

企業概要


  • - 企業名: ヤマモリ株式会社
  • - 設立: 1951年
  • - 設立年: 1889年
  • - 本社所在地: 三重県桑名市陽だまりの丘6-103
  • - 資本金: 4億3500万円
  • - 従業員数: 763名(パートタイマー含む)
  • - 事業内容: 醤油、つゆ、たれ、レトルトパウチ食品などの製造販売
  • - 公式サイト: ヤマモリ公式サイト

この省エネ大賞の受賞は、今後のさらなる環境活動への勢いを与えるものとして、ヤマモリの企業活動の一環として位置付けられるでしょう。

会社情報

会社名
ヤマモリ株式会社
住所
三重県桑名市陽だまりの丘6-103
電話番号
0594-33-3860

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