鳥取の海を味わう!「ばばちゃん」を学ぶ料理体験イベント開催
鳥取市では、新たな試みとして、「日本さばける塾 in とっとり」が1月18日(土)に開催されます。このイベントは、一般社団法人海のごちそう推進機構と一般社団法人海と日本プロジェクトinとっとりが主催し、日本の豊かな海の食文化を受け継ぎ、広めることを目的としています。
今回のイベントで扱うのは、「ばばちゃん(学名:タナカゲンゲ)」という魚です。この魚は、親しみやすい名前と一風変わった見た目とは裏腹に、上品な味わいが特徴で、地元では幻の魚と称されています。参加者は、ばばちゃんをさばいて調理することで、海の恵みをダイレクトに体験することができます。
イベント概要
「日本さばける塾 in とっとり」では、以下のプログラムが用意されています:
1.
海の学び:講師による鳥取県の魚についてのレクチャー。
2.
ばばちゃんさばき:講師による実演の後、参加者が各自で1尾ずつさばきます。
3.
ばばちゃん料理:鍋や唐揚げ、刺身などをみんなで共同で調理。
4.
食事:できあがった料理を一緒に楽しむ時間。
5.
修了証進呈:参加者にはさばける塾の修了証が授与されます。
この日程は2025年の1月18日、時間は午前10時から午後2時にかけて行われます。場所は鳥取市総合福祉センターさざんか会館で、参加者は22名(小中高生と保護者)となっており、地域の豊かな海の文化に親しむ貴重な機会です。
海を味わう十の技法
料理体験の一環として、参加者は「海を味わう十の技法」を学びます。「和食」に関する調理法に加え、海産物に特化した調理技法が含まれています。これは、ユネスコの無形文化遺産に登録されている日本の食文化をベースにしており、
- - 切る、煮る、焼く、揚げる、蒸す、
- - 締める、醸す、干す、燻す、漬ける、
という10の技法が組み合わさっています。
参加を通じての目標
このプログラムは、ただの料理教室ではなく、次世代に美しい海を引き継ぐための教育的な活動です。このような取り組みを通じて、子どもたちが自然の大切さを体感し、海に対する理解を深めることを目的としています。イベントを通じて、参加者同士が交流し、海の重要性を再認識する機会にもなります。
主催は、一般社団法人海と日本プロジェクトinとっとり及び一般社団法人海のごちそう推進機構です。協力団体として、魚っとりUOWUOW推進局が名を連ねています。
今年も多くの参加者が集まり、海の恵みを感じながら楽しい時間を共有できることが期待されています。日本の食文化や自然環境について理解を深め、未来の海を守る意識を育みましょう。