消費者被害防止活動
2024-12-26 16:21:04

神戸女子大学の学生が消費者被害防止啓発活動を実施

神戸女子大学が消費者被害防止の啓発活動を展開



2025年、阪神・淡路大震災から30年を迎える神戸市。そこで、神戸女子大学心理学科の学生たちが、地域の消費者を守るための重要な取り組みを行いました。彼らは、兵庫県立消費生活総合センターと協力し、増加するインターネットショッピング詐欺などの消費者被害を防止するための啓発ステッカーを製作しました。

消費者被害の実態と啓発活動の必要性


近年、インターネットショッピングの普及に伴い、悪質な商法による被害が増加しています。「残りわずか」や「期間限定」などの言葉で催促されることが多く、消費者は冷静な判断を失いがちです。このような状況を受け、心理学科の学生たちは「焦るPay(支払い)が思わぬPain(痛み)に」とのメッセージを考案。心理学の観点から消費者心理に訴えかけ、注意喚起を行うデザインを施しました。

ステッカー制作の背景


学生たちは、消費生活情報プラザを訪問し、最新の消費者被害に関する情報を学びました。特に、2022年に成人年齢が引き下げられたことに伴い、新成人層が直面する美容医療やネットショッピングのトラブルについて深く知識を得ました。これにより、消費者ホットライン188の存在が知られていないために、被害者が救済を求められずにいる実態を理解しました。

防災意識と併せた啓発活動


制作したステッカーは防災意識を高めるためのグッズにも活用されます。2025年1月10日には消費生活講座で、また1月17日にはHAT神戸・なぎさ公園でのイベントで配布される予定です。学生たちは、消費者被害防止に向けた意識を広げるだけでなく、災害時の注意喚起も同時に行おうとしています。

キャッチコピーの工夫


「焦るPayが思わぬPainに」をメインコピーに設定し、消費者に問題の緊急性を印象づける工夫も凝らしています。焦って支払いを行った結果、高額請求に悩まされることを連想させることで、冷静な判断を促す効果を狙いました。

デザインの特徴


ステッカーは、注意を引きやすい黄・黒・赤の色合いでデザインされ、被害への警告を強調しています。特に「Pain」という単語にはエフェクトを加え、視覚的にも痛みを連想させる工夫が施されています。そこに、消費者ホットライン188の連絡先を明記することで、必要な時にすぐに相談できるようにしています。

今後の展望


今後、制作したステッカーは、防災用品や文具に貼付されるなど、幅広く活用される予定です。消費者被害防止のための啓発活動とともに、防災意識の向上も図られる今回のプロジェクト。学生たちの努力が、少しでも多くの人々の安全につながることを期待しています。これからも、積極的に地域社会への貢献を続けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
神戸女子大学
住所
兵庫県神戸市須磨区東須磨青山2の1
電話番号

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