大工職人を応援!
2020-03-19 10:20:03
職人不足に立ち向かう!大工さんを応援するCMと新制度の取り組みとは
大工職人不足に対する挑戦
近年、日本の建設業界では職人不足の問題が深刻化しています。特に大工職人の数は減少傾向にあり、国土交通省のデータによれば、2015年の約35万人が2030年には21万人まで減少する見込みです。これは、多くの日本人が今後建物を建てる際に木造住宅を選択する意向がある中、非常に懸念される数字です。この状況に立ち向かうため、オープンハウス・アーキテクトが新たな取り組みを始めました。
ラジオCMでの大工の魅力発信
オープンハウス・アーキテクトでは、初めてのラジオCMを通じて「大工の仕事あるある」を川柳形式で紹介しています。このCMは、実際に同社で活躍する大工や現場監督の体験談を元に制作されており、リアルでありながらもユーモア溢れる内容となっています。放送開始は2020年3月20日から、bayfmやZIP-FMで放送されており、リスナーの大工職人への理解を深めることを目的としています。
大工職人を支える制度の導入
オープンハウス・アーキテクトは、職人不足の問題に対応するため、関東エリアにおいて多くの支援制度を設けています。この取り組みは、大工が長く安定して働くことを可能にするためのもので、いくつかの具体的な取り組みが推進されています。
1. 加点主義の評価制度
従来の下請け制度とは異なり、大工職人は年に2回の評価で手間をアップするチャンスが与えられています。これにより、勤続年数の最大化を目指すことができ、職人のモチベーションを高める効果があります。
2. 賞金・景品の提供
優秀な実績を残した職人には、賞金や豪華な景品が授与される制度も存在します。これによって、現場での結束力を高め、安全でスムーズな作業が進められる環境が整えられています。
3. 手厚い労災保険
建設現場は危険を伴う仕事が多く、事故を未然に防ぐために、フルプレカット技術を採用し、危険な作業を減少させる努力がなされています。また、万が一の事故に備えて3階建ての上乗せ保険をすべての協力大工に提供しています。これにより、安心して仕事に取り組むことが可能です。
スマホサービス「ゲンプロ」による業務効率化
さらに、オープンハウス・アーキテクトは、スマートフォン向けの現場支援サービス「ゲンプロ」を導入しました。このサービスによって、大工職人は新しい現場からの依頼に対して迅速に対応の意向を示すことができるようになりました。特に一般的な請負大工にとって、元請け会社からの案件の内容はしばしばわからないブラックボックスでしたが、現在では「ゲンプロ」を通じて案件の詳細が開示され、透明性が高まっています。また、このサービスは大工に特定の現場の対応意向を簡単に示すことができる機能を持ち、彼らの働き方に自由度をもたらすことを目指しています。
オープンハウス・アーキテクトについて
オープンハウス・アーキテクトは、1991年に設立された建設企業で、東京都立川市に本社を置いています。568名の従業員を抱え、住宅の設計や施工、内外装工事などを手掛けています。このような多様な取り組みを通じて、職人不足に立ち向かい、業界全体の健全な発展を支援しています。
「大工の仕事があるある」と題されたCMや新制度を通じて、大工職人の魅力が伝わることを願っています。この施策が、多くの新しい職人を引き寄せるきっかけとなることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社オープンハウス・アーキテクト
- 住所
- 東京都中野区中野4丁目10-2中野セントラルパーク サウス 15F
- 電話番号
-
03-6627-0200