インテックによる隠岐諸島でのデマンドレスポンス実証
株式会社インテックは、中国電力ネットワークが島根県隠岐諸島で行うデマンドレスポンス(DR)実証に、同社の法人向け遠隔機器制御クラウドサービス「UCHITAS/Control Service」を採用したことを発表しました。この実証は、再生可能エネルギーの効果的な活用と、電力需給の安定性向上を目指す重要な取り組みとなります。
実証の目的と背景
近年、離島などの独立系統地域では、電力需給のバランスを安定して保つことが大きな課題となっています。特に島根県隠岐諸島では、再生可能エネルギーの導入を進める中で、蓄電池の活用などによる技術検証が行われています。今回の実証では、再生可能エネルギー源からの発電量を最大限に活かすために、エコキュートの加熱時間を柔軟に操作することが求められています。
インテックの「UCHITAS/Control Service」は、マルチメーカに対応するため、特定の機器メーカーに依存することなく、さまざまなエコキュートを独立して制御できます。この機能は、電力需給の変化に応じた効果的な管理を可能にし、離島における電力バランスの維持に役立つと期待されています。
インテックの選定理由
中国電力ネットワークがこの技術を選定した背景には、再生可能エネルギーの導入に対する強い意志と、その実効性を評価した結果があります。インテックの「UCHITAS/Control Service」は、複数の異なるメーカーのエコキュートを制御する能力に優れ、運用管理の軽減につながります。
また、新たな実証で得られた知見は、他の地域や用途への展望も見据え、それにより電力需給の安定性向上が期待されています。
デマンドレスポンス実証の概要
この実証は2027年5月までの予定で、隠岐諸島で行われ、参加者は中国電力ネットワークが募集した協力者、最大100件を対象とします。具体的には、エコキュートを利用したデマンドレスポンス制御を通じて、再生可能エネルギーの不安定さに対応した需給面での検証が行われる予定です。
実証内容の詳細
- - 対象機器: 複数メーカーのECHONET Lite AIFに対応したエコキュート
- - DR制御: 再エネ出力の変動時における需給制御の有効性を評価
- - 統合制御: 機器を一元管理し、運用性と拡張性を確認
- - 提供技術: 「UCHITAS Connect」を通じてパナソニック、ダイキン、長府製作所製のエコキュートと接続し、統合的に管理します。
未来に向けて
インテックは、今回の実証を通じて得られる知見を基に、さらなる機能拡張を目指します。この例を通じた成功は、他地域などの新たな展開に向けた重要なステップと位置づけられており、地域における電力の安定供給に貢献する可能性が広がります。
企業情報
株式会社インテックは、IT分野における広範な事業展開を行っており、特にAIやデジタル技術の活用に積極的です。これからも「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業を目指し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。