ジョージアのショートフィルム特集
渋谷区に拠点を置く株式会社ビジュアルボイスが運営する「ブリリア ショートショートシアター オンライン(BSSTO)」が、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2025」のオンラインサテライト会場として、ジョージアのショートフィルム特集を発表しました。この特集は、6月4日から始まり、4週間にわたり厳選された作品を無料で配信するというものです。
ジョージアの独自な映画背景
1991年に独立を果たしたジョージアは、アジアとヨーロッパの文化の交差点に位置し、その豊かな歴史と文化が映画制作にも反映されています。著名な映画監督フェデリコ・フェリーニが「哲学的に軽妙で子どものように純粋無垢」と称賛したジョージアのショートフィルムは、見る者を別世界へと誘う魅力を漂わせています。
今回はその世界観を体感できる特集を、BSSTO編集部が厳選した作品を通じてお楽しみいただけます。
第一弾:甘酸っぱい青春の旅
『桑の実』
監督:Gabriel Razmadze(2012)
配信開始:6月4日
この作品は、炭鉱町チアトゥラに住む少年と少女が、困難な現実から一時的に解放されて一日を過ごす様子を描いています。彼らの純粋な心情をテーマにした、青臭い青春の瞬間を逃すことはできません。
第二弾:母との新たな絆
『ワルツ』
監督:Lado Kvataniya(2023)
配信開始:6月11日
母親とのつながり、そして魂の転生をテーマにしたこの作品では、亡き母が新たな姿で息子の前に現れる姿が描かれています。失った悲しみの中に生まれる新たな絆は、観客の心に深い感動を呼び起こします。
第三弾:家族の深い記憶
『一日が終わるまで』
監督:Anna Sarukhanova(2015)
配信開始:6月18日
姉妹が祖父の家に向かう途中、過去に体験した出来事を思い出すシーンが印象的です。家族の絆や選択というテーマが根底にあり、観る者に深い思索を促す作品です。
第四弾:禁じられた遊び
『灼熱の陽の下で』
監督:Nutsa Tsikaridze(2024)
配信開始:6月25日
この作品では、10歳の子どもたちが初めて「死」と向き合う様子を描きます。無邪気な好奇心が引き起こす出来事は、予期せぬ方向へ進んでいき、観客に強烈なメッセージを伝えます。
まとめ
毎週水曜日に新たな作品が配信される今回の特集では、短編映画を通じて人間の本質や感情に迫ります。簡単に登録できるこのプラットフォームでは既に12作品以上が視聴可能で、一人ひとりの心に響く時間を提供します。映画を通じて新たな発見を得る素晴らしい機会をお見逃しなく!
詳しくは公式サイトをご覧ください:
ブリリアショートショートシアター公式