湖池屋ポテトチップスで楽しく水難予防を学べる教室

子どもたちが水辺で遊ぶ季節、保護者が心配するのが水難事故です。そんな中、NPO法人AQUAkids safety projectの取り組みが注目を集めています。今年の6月から関西各地で始まる「WaterSafety教室」では、株式会社湖池屋の協賛を受け、未開封のポテトチップスの袋を使用した浮く練習を行います。このユニークな教室では、楽しい体験を通じて水難事故の予防策を学びます。

教室の目的と背景

水難事故は年々、多くの家庭に影響を及ぼしています。警視庁が発表した「令和5年における水難の概況」によると、中学生以下で177名の子どもが水難によって命を落としています。水難はここ5年ほど横ばいの状況にあるため、この教室は非常に重要な意義を持っています。参加者がポテトチップスの袋を抱えて浮く練習をすることで、楽しみながら水難事故への意識を高め、万が一の事態に備える力を育むことを目指しています。

ユニークな浮く練習

教室ではポテトチップスの袋を使った浮く練習を体験します。なぜ、ポテトチップスの袋が使われるかというと、空気を含んだ袋が浮力を生むからです。しかし、袋に穴が開いてしまう場合は浮かなくなるため、注意が必要です。これにより、子どもたちにも楽しみながら浮く技術を習得させることが可能です。

さらに、使用後のポテトチップスは持ち帰り、お土産として自宅で家族や友達と体験を共有することができます。子どもたちの水難事故予防の意識を高めるための大切なアプローチがここにあります。

教室の具体的な内容

また「WaterSafety教室」では、他にも以下のような活動が行われます：

- ライフジャケットの着用体験：大人と一緒にライフジャケットを着用し、その重要性を実感します。
- 緊急事態への対応を考えるワーク：「もし溺れたらどうする？」というテーマでのディスカッションを通じて、危機管理のスキルを学びます。

教室の最後には「みんなで浮き浮きタイム」として、ポテトチップスの袋を使って浮く練習を行います。参加した子どもたちが一人で上手に浮く姿は、見ているこちらにも楽しさを感じさせてくれます。

開催予定と取材のお願い

今年の「WaterSafety教室」は、6月22日（日）尾崎スイミングスクール泉南校、6月29日（日）尾崎スイミングスクール泉佐野校、8月には大阪南YMCAプールなどで開催される予定です。参加者の申込は当法人のメールにて受け付けており、追加開催の可能性もあります。水難事故予防に関心がある方はぜひ取材をしていただき、子どもたちの真剣な表情や笑顔をお伝えください。