ライオン×宮古島海上保安部の特別な体験プログラム
最近、ライオン株式会社は宮古島海上保安部と初のコラボレーションによる体験型イベント「体験型イベントin 宮古島」を開催しました。この取り組みは、沖縄県宮古島市の協力を得て、特に子どもたちのオーラルヘルスケアの意識を高めることを目的としています。2025年11月9日、宮古島の下崎埠頭で行われたこのイベントでは、地元の小学生たちが参加しました。
プログラムの目的と背景
ライオンは、子どもたちの食生活を支えるための活動を続けており、その一環として「おくちからだプロジェクト」を実施しています。このプロジェクトは、歯と口の健康をテーマに、誰しもがアクセスできるインクルーシブなオーラルケアを推進するものです。また、地元企業や自治体とも連携しながら、沖縄県内で特に高いむし歯の罹患率を改善するために様々なイベントを実施しています。
宮古島の家族保健課によると、島の子どもたちは、本島に比べて校外での様々な体験の機会が少なく、またオーラルヘルスケアの意識も低いという現状があります。そうした背景から、宮古島海上保安部と協力して職業体験を取り入れたプログラムを実施しました。
体験プログラムの内容
この特別な日のために、宮古島海上保安部は、海難救助の実演や巡視船「みやこ」の見学を通して子どもたちに貴重な職業体験を提供しました。参加した子どもたちは、実際にセーラーキャップをかぶって船内の見学を行い、海上保安官の仕事を身近に感じることができました。
さらに、「おくちからだプロジェクト」の活動も行われ、オーラルヘルスケアについての紙芝居を通じて知識を学びました。その後、デコ歯ブラシを作ったり、オリジナルラベルを貼ったボトルを作成する工作を通じて、楽しみながらオーラルケアの大切さを認識しました。
子どもたちの反応
参加者たちは、初めての体験に目を輝かせ、積極的にプログラムに参加しました。イベント終了後には、「自分たちで作ったデコ歯ブラシで、毎日しっかり毎日磨くことができると思った」と感想を述べました。子どもたちは、今後の歯みがきや手の清潔についての習慣化を大事にしていきたいという意識が芽生えたようです。
おくちからだプロジェクトの展望
ライオンは、「より良い習慣づくり」で人々の毎日を支えることを目的としており、またこのプロジェクトにおける活動は子どもたちの自己肯定感を高めることにもつながっています。2021年から開始したこのプロジェクトは、全国のこども食堂を通じて、健康な生活習慣の普及を目指しています。2035年までに、全国のこども食堂の数を増やし、より多くの子どもたちに楽しみながらオーラルヘルスケアを学ぶ機会を提供する方針を示しています。
この取り組みは、ライオンのサステナビリティの観点からも重要であり、「オーラルヘルスケアの習慣」を広めるだけでなく、地域の未来を担う子どもたちの健全な成長を支える活動です。今後もこうしたイベントを通じて、子どもたちの可能性を広げ、笑顔を生むコミュニティづくりに寄与していくことでしょう。