縄文文化体験受賞
2025-06-17 18:32:20

青森県奥津軽で実現した縄文文化体験の新しい形が特別賞受賞!

最近、観光庁が主催する「第2回サステナブルな旅アワード」において、青森県五所川原市の一般社団法人かなぎ元気村が特別賞を受賞しました。この賞は、持続可能な観光の優良事例を讃えるものであり、特に地域一体での運営が高く評価されたのです。

縄文文化の宝庫・青森県奥津軽


青森県の西北部に位置する奥津軽は、津軽半島の内陸部と日本海側に広がる地域で、五所川原市やつがる市など7市町を含むエリアを指します。ここは古き良き津軽文化が色濃く残る場所であり、文化的な魅力が溢れています。

サステナブルな旅の新しい形


観光庁の審査委員長、小林英俊氏は「単に復元遺跡を見るのではなく、ウェルビーイングの視点から縄文文化を体験するプログラムが多様な旅行者にアピールできる」と評しました。この考えを基に、かなぎ元気村は地域資源を最大限に活用する新たなウェルビーイングツーリズムを開発しました。

コロナ禍からの復興と文化の継承


世界文化遺産に登録された縄文遺跡があるにもかかわらず、コロナ禍の影響で観光の活気を失っていた奥津軽。地域の縄文文化をもっと身近に感じてもらうために、苦心して開発を進めたプログラムです。

多くの旅行者が「見学」だけで終わってしまう現状を打破するため、地域の歴史を体験する滞在型プログラムを構築しました。これには、茅葺きの伝統技術を持つ職人や農家民宿、料理研究家などの専門家と連携し、地域文化の「体験」を重視しました。

体験型プログラムの魅力


例えば、茅職人が実践する縄文竪穴風住居リフォーム体験や、地元の中から選ばれた食材を用いて行う縄文料理の夕べが行なわれています。地域の農家と協力して、体験を通じて社会貢献にもつながります。

参加者は、茅を用いた住居のリフォームをする中で、失われつつある古代の知恵を学びつつ、その体験を通じて地域経済の活性化にも寄与します。また、マウンテンバイクで奥津軽の自然を楽しむ縄文アドベンチャーライドも魅力的なアクティビティです。

教育機関との協力と持続可能性


このプログラムは教育機関との連携がカギとなっており、地方大学が縄文文化を研究し、次世代の観光情報を発信しています。地域に根付いた持続可能な観光モデルを目指し、旅行者と地域住民のウェルビーイングを重視した取り組みです。

今後、インバウンド需要を取り込むため、オンライン旅行代理店「Kkday」を通じて、海外の旅行客にも縄文文化体験を広めていく計画も進行中です。このような取り組みが広がることで、青森県奥津軽は新たな観光地として注目を集めていくことでしょう。

青森県の奥津軽で繰り広げられるこのような特別な体験は、単なる観光ではなく、地域の文化と自然を深く理解する貴重な機会を提供しており、これからの観光業に新しい風を吹き込むことでしょう。持続可能な観光モデルが実現する未来に期待したいですね。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
株式会社マインドシェア
住所
東京都港区芝5-29-14田町日工ビル4F
電話番号
03-5232-6877

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。