マウザー新製品情報
2024-12-04 11:25:02

マウザー、最新のInfineon車載マイクロコントローラを取り扱い開始

マウザー、新たにInfineonの車載マイクロコントローラを導入



電子部品と半導体を幅広く取り扱い、新製品投入においても先駆的なマウザー・エレクトロニクス(Mouser Electronics)が、Infineon Technologiesの最先端車載マイクロコントローラ「CYT3DL TRAVEO™ T2G」を取り扱い開始しました。この製品は、特に計器クラスタやヘッドアップディスプレイ(HUD)といった車載システム向けに設計され、高い安全性を誇ります。

製品の基本機能と性能



InfineonのCYT3DL TRAVEO™ T2Gマイクロコントローラは、グラフィック性能と安全性の両立を実現しています。2Dグラフィックスエンジンを搭載し、最大240MHzで動作するArm® Cortex®-M7 CPUと、周辺機器の管理を行うArm Cortex-M0+ CPUが組み合わさっています。これらは40nmプロセス技術に基づいており、効率的な電力管理が求められる車両環境においても高いパフォーマンスを発揮します。

このマイクロコントローラには、Infineonの独自技術による低消費電力フラッシュメモリや、高性能アナログ/デジタル周辺機器が複数内蔵されており、安全なコンピューティングプラットフォームが構築されています。また、WVGA GFXに対応した216ピンTEQFPおよび272ボールBGAのパッケージが用意されており、さまざまな用途に柔軟に対応します。

先進の安全機能



CYT3DL TRAVEO™ T2Gは数々の安全機能が強化されており、MBIST、ECCフラッシュ/RAM、CRCなどを搭載しています。特に、ARM Cortex-M0+コアとセキュリティ用ハードウェア、Evita Fullという高速暗号化機能により、セキュアブートを実現。加えて、ISO 26262 ASIL-Bに準拠しているため、車載システムに求められる高い安全基準を満たしています。

低消費電力と優れた接続性



低消費電力モードに関しては、スタンバイモード・コントローラを独自に搭載しており、電力消費を最小限に抑える工夫がなされています。特に、アクティブモードで457mA以下、DeepSleepモードでは50μA以下の消費電力を実現しており、効率よく使用することができます。さらに、4つのCAN FD、2つのLIN、2つのSPI、10/100イーサネットに対応した最新の通信インターフェイスが搭載され、さまざまなデバイスとの接続が容易です。

製品の詳細と入手方法



この新しいマイクロコントローラの詳細については、マウザー・エレクトロニクスのウェブサイトで確認できます。最新の情報を得たい方は、以下のリンクをご覧ください。
InfineonのCYT3DL TRAVEO™ T2Gマイクロコントローラの詳細はこちら

また、マウザーはグローバルな正規代理店として、半導体や電子部品に関する豊富なリソースを提供しており、その技術情報や製品データシートも充実しています。最新技術や製品ニュースを受け取りたい方は、マウザーの無料eニュースレターに登録することをお勧めします。

まとめ



InfineonのCYT3DL TRAVEO™ T2Gマイクロコントローラは、高度な安全性と優れた性能を備えた車載用チップとして、未来の自動車電子機器に不可欠な要素となるでしょう。マウザーはその導入により、エンジニアや設計者のサポートをさらに拡充します。興味がある方はぜひこの機会を逃さず、詳細を確認してください。


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会社情報

会社名
Mouser Electronics, Inc.
住所
1000 N. Main StreetMansfield, TX 76063-1514 USA
電話番号

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