カーボンクレジット支援
2025-07-24 10:53:17

住友商事のCVCが農業由来カーボンクレジット支援企業へ出資

持続可能な農業と環境価値の実現へ向けた出資



住友商事が運営するコーポレートベンチャーキャピタル、住商ベンチャー・パートナーズが、農業由来のカーボンクレジット生成と販売を行う株式会社フェイガーへの出資を発表しました。本出資は、農業界における環境問題を解決する取り組みとして、大きな注目を集めています。

フェイガーは、水稲の中干し期間の調整といった技術を駆使して、温室効果ガスの削減に努めており、その成果を元に農業由来のカーボンクレジットを生成しています。これらのクレジットは、企業の脱炭素化を支援する重要な役割を果たすものであり、持続可能な農業の実現に寄与することが期待されています。

住商ベンチャー・パートナーズの代表、山木英裕氏は、フェイガーの目指す「世界をもっとサステナブルに。社会にもっとフェアネスを。」という理念に強く共感し、出資を決定したと述べています。この理念の下で、フェイガーは日本国内の農業生産者との連携を深め、クレジットの生成・管理を革新することで、更なる成長を目指しています。

出資の背景には、農業分野における脱炭素化の重要性が増していることがあります。気候変動の影響が農業生産に直接的な影響を及ぼす中で、持続可能な農業の必要性が高まっています。フェイガーは、農家ファーストの考えを掲げ、様々なパートナーシップを構築しながら、グローバルな市場展開を進めているようです。

住友商事は、設立から25年以上にわたって、世界各地のスタートアップに投資を行ってきました。その中には、アメリカ、香港、イスラエル、イギリスなどの国々で展開する企業が含まれています。特に近年では、2022年に日本国内にも住商ベンチャー・パートナーズを設立し、国内スタートアップの育成にも注力しています。これにより、農業、DX、次世代エネルギーといったさまざまな分野で新産業の創出を目指しています。

フェイガーが展開する農業由来のカーボンクレジット事業は、その社会的意義においても注目されており、農業生産者の支援を通じて環境問題の解決に寄与しつつ、社会の利益にもつながる可能性を秘めています。住友商事の強力なネットワークとノウハウを活用することで、より持続可能でフェアな農業の実現が期待されています。

今後、フェイガーがどのように事業を展開し、持続可能な農業と環境価値の実装を進めていくのか、その動向に注目です。

フェイガーの概要


株式会社フェイガーは、東京都千代田区に本社を置き、石崎貴紘代表が指揮をとっています。同社は環境配慮型農業の推進に努めており、農業由来のカーボンクレジットの生成と販売を行っています。公式ウェブサイトはこちらです。

住商ベンチャー・パートナーズの特徴


住商ベンチャー・パートナーズは、渋谷区を拠点としており、DXや農業、新エネルギーなど多岐にわたる分野のスタートアップに投資を行っています。会社の詳細情報はこちらからご覧いただけます。


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会社情報

会社名
住商ベンチャー・パートナーズ株式会社
住所
東京都千代田区大手町二丁目3番2号 大手町プレイスイーストタワー
電話番号

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