富士正酒造の粕取焼酎「霧酎」がTWSC金賞受賞！伝統と革新の共演

富士正酒造が快挙！「霧酎」の金賞受賞について

静岡県富士宮市に拠点を置く富士正酒造株式会社が、東京ウイスキー＆スピリッツコンペティション（TWSC）2025で、粕取焼酎「霧酎（むちゅう）」が金賞を受賞しました。この大会は国内外の洋酒や本格焼酎などの専門的な品評会で、富士正酒造の高い技術力と革新的な取り組みが認められたことを示しています。

伝統製法の新しい価値

「霧酎」は、日本酒製造において必ず生まれる酒粕を活用し、「単式蒸留」という伝統的な製法で作られています。近年、SDGsへの意識が高まる中、資源を無駄にしない取り組みが重要視されていますが、富士正酒造はこの考えを創業以来実践してきました。酒粕を単なる副産物として扱うのではなく、価値ある資源として再利用する姿勢が、今回の金賞受賞につながりました。

焼酎の奥深さ

富士正酒造の「霧酎」は、原料に新鮮な酒粕を贅沢に使い、低温減圧蒸留によって、その豊かな風味と雑味のないクリアな味わいを実現しています。評価されたポイントは、華やかで上品な香りと、軽やかでフルーティな口当たりにあります。また、食中酒としても非常にバランスが良く、特に魚の料理とは相性が抜群です。

エシカルスピリッツ「透香オレンジ」も受賞

同時に、地元の柑橘類を使用したエシカルなスピリッツ「透香（TOCA）オレンジ」も、TWSC2025で銅賞を受賞しました。これは地元産の果実を有効に活用する試みであり、未活用の部分を焼酎に漬け込んで製品化したものです。こうしたエシカルな製品の開発は、企業の社会的責任を果たすことにもつながります。

未来への展望

富士正酒造は、1866年の創業以来、地域に根差した酒造りを貫いてきました。今回の金賞受賞は、長年の努力が世界的に認められた証です。今後も伝統技術を大切にしながら革新を追求し、地域の自然や文化を大切にした酒造りを続け、お客様に喜ばれる逸品を提供していく所存です。ぜひ、数量限定の「霧酎」や「透香シリーズ」をお試しください。