農業のGHG削減プロジェクト
2025-11-05 09:18:34

新潟大学とカントー大学が農業のGHG排出削減で連携開始

新潟大学とカントー大学の連携による実証実験



株式会社Jizokuは、新潟大学およびベトナムのカントー大学とともに、水稲を対象とした実証実験を開始しました。この取組は、化学肥料の施用量を減少させつつ、温室効果ガス(GHG)排出の削減を目指しています。具体的には、農作物の収量や品質に悪影響を与えない施肥管理手法の確立を目指すものです。

背景



農業は温室効果ガスの排出において大きな役割を果たしており、特に水稲栽培ではメタン(CH4)や一酸化二窒素(N2O)からの排出が大きな課題とされています。これに対処するためには、肥料の施用を単に減らすのではなく、科学的根拠に基づいた方法で生産性を維持しつつ、排出を抑える手法が求められています。Jizokuはこれまで、農業由来のカーボンクレジットの創出や、環境負荷を低減する農業技術の普及に取り組んできましたが、今回の共同研究は、その研究成果を実際の農業現場に生かすための大きなステップとなります。

具体的な実証内容



このプロジェクトでは、ベトナムのメコンデルタ地域における水稲の圃場を対象に、8月から以下のテーマで実証実験を進めています。

1. 化学肥料施用量の変更による温室効果ガス削減効果の定量化
2. 収量・品質に影響を与えない施肥削減手法の確立

これらのテーマに従い、データ収集や分析が進められることで、具体的な数値が得られることを期待しています。

今後の展望



この取組によって、農業現場で実行可能な肥料管理手法を確立し、農家の収益性と気候変動への対策を同時に達成することを目指します。また、得られた成果をカーボンクレジットとして国際的に利用することで、農業からの温室効果ガス削減を有効なビジネスモデルとして広めていくプランです。

会社情報



・社名:株式会社Jizoku
・設立:2024年6月
・代表者:片岡慶一郎
・所在地:東京都国立市中2-1 一橋大学構内 株式会社Jizoku
・事業内容:一次産業におけるカーボンクレジットの創出支援事業
・ウェブサイト:Jizoku公式サイト

この共同研究が実を結ぶことで、持続可能な農業の実現に向けた新たな道が開かれることでしょう。農業が抱える温暖化問題への解決策がひとつ、また一歩近づくことに期待が高まります。


画像1

会社情報

会社名
株式会社Jizoku
住所
東京都国立市東1-20-12YMCA一橋寮
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。