真福寺貝塚の国史跡指定50周年記念シンポジウム
埼玉県さいたま市岩槻区にある真福寺貝塚が、国史跡に指定されてから50年の節目を迎え、その記念イベントとしてシンポジウムが開催されることが決定しました。このシンポジウムは、令和7年10月26日(日)の10時から16時05分まで、埼玉会館の小ホールで行われます。当日は、真福寺貝塚の専門家を招き、発掘調査の成果を発表します。
シンポジウムの詳細
シンポジウムは午前の部と午後の部に分かれています。午前中は、国指定の史跡に関連する5つの遺跡についての発表が行われる予定で、午後は阿部芳郎教授(明治大学)と岡本東三名誉教授(千葉大学)がそれぞれの専門研究に基づいた発表を行います。また、文化財保護課の職員による発表および討論も予定されています。
講師のご紹介
- - 阿部芳郎教授:縄文時代の生業や製塩について研究を行っています。年代を超えた知識に基づいた発表が期待されます。
- - 岡本東三名誉教授:縄文時代早期の土器などについての専門家であり、貴重な情報が提供されるでしょう。
参加について
定員は先着600名で、事前予約は不要です。入場は無料となっており、多くの方々に参加していただける機会です。講演内容は、発掘調査の新たな成果や、文化財保護に関する重要なテーマが含まれる予定です。
真福寺貝塚について
真福寺貝塚は、岩槻区城南3丁目に位置する縄文時代後期から晩期のムラ跡であり、1930年から発掘調査が行われてきた著名な遺跡の一つです。東京大学による調査も行われ、他にも慶応義塾大学や國學院大學との共同研究が行われています。特に、「みみずく土偶」として知られる土偶が出土し、現在は東京国立博物館に所蔵されています。1975年7月19日には国の重要文化財としても指定されています。
関連イベント
シンポジウム終了後には、「さいたま市最新出土品展2025」と題されたミニ展示がコクーンシティ2で開催される予定です。発掘成果の展示が行われるこのイベントは、11月8日から11月21日までの期間中、皆様をお迎えします。また、市立博物館では真福寺貝塚をテーマにした特別展も行われますので、ぜひお立ち寄りください。
お問い合わせ先
詳細な情報は、さいたま市文化財保護課(電話:048-829-1724)までお問い合わせください。市公式LINEアカウントからも、最新情報を得ることができます。興味を持たれた方はぜひご登録を!
この機会に真福寺貝塚の魅力を再発見し、縄文時代の歴史をより深く理解するチャンスをお見逃しなく!