サントリー文化財団が2025年度若手研究者助成を決定
サントリー文化財団が2025年度若手研究者助成を決定
公益財団法人サントリー文化財団は、2025年度の「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」の助成先を発表しました。この助成制度は、若手研究者の意欲的な研究を支援することを目的としており、今年は277件の応募の中から15名が選ばれました。助成にかかる総額は1,473万円となっています。
助成の背景と目的
この助成制度は、人文学や社会科学の分野における新しい視点を持った研究を支援するもので、社会的にも広がりを持つ研究を志す若手研究者にとって重要な機会を提供します。助成を受けた研究者たちは、助成期間中に異分野の専門家に対して報告する場が設けられ、学際的な視野の拡張に貢献することが期待されています。
2025年度助成対象者一覧
今年度の助成対象として選定されたのは、25歳から35歳の若手研究者15名です。具体的には、以下のような多種多様な研究テーマが挙げられています。
1. 新子泰平(東京大学大学院): 対内的脅威と国境紛争の回避に関する理論と実証。
2. 井伊裕子(東京外国語大学): 19世紀後半におけるウクライナのイメージの展開。
3. 岡崎慎治(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス): 製造業、貧困削減、大気汚染緩和に関する事例研究。
4. 久保昌弘(クレルモン・オーヴェルニュ大学): 中世ヨーロッパの大聖堂建設と経済成長の関係。
5. 佐野太紀(東京大学大学院): 「ドカ食い」の文化への考察。
6. 孫詩彧(国際日本文化研究センター): 生理用品に関する知識と無知の技術史。
7. 髙橋百華(九州大学): 錦絵と手彩色写真のイメージ人類学的考察。
8. 西村綾夏(国立障害者リハビリテーションセンター): 聴覚障害者の情報アクセシビリティの向上。
9. 松尾健司(東京大学大学院): 中央ユーラシアの国家への所属問題。
10. 丸岡輝(一橋大学): イランのイスラーム的「バイオエシックス」に関する研究。
11. 三栖大明(北海道大学): ソヴィエトから多民族ロシアへの国民統合論。
12. 村山颯(カリフォルニア大学): 中央アジアにおける日本人抑留者の記憶の研究。
13. 山中海瑠(名古屋大学): チェコの人形劇における「人間」像の構築。
14. 梁昊(コーネル大学): 都市住宅構造における移民のマイクロ・セグリゲーション。
15. 渡邊真之(お茶の水女子大学): 1970〜80年代のニューレフト子ども論における新たな子ども像。
これらの研究は、それぞれの分野で新しい視点やアプローチを提供し、学問の発展だけでなく、現代社会の問題解決にも寄与することが期待されています。
選考委員について
助成対象を決定するための選考委員たちもまた著名な学者で、井野瀬久美惠氏や大西裕氏など、各分野で活躍する教授たちが名を連ねており、その選考過程の厳格さが伺えます。
お問い合わせ先
この助成に関する問い合わせは、サントリー文化財団の「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」係までご連絡ください。電話番号は06-6342-6221、ファックスは06-6342-6220です。また、詳しい情報は公式ウェブサイト(https://www.suntory.co.jp/sfnd/)をご覧ください。
サントリー文化財団の取り組みは、若手研究者にとって貴重な支援となることでしょう。今後の研究成果に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
サントリーホールディングス株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区堂島浜2-1-40
- 電話番号
-