Z世代と自然環境保護の新しい連携
最近、特定非営利活動法人リーブノートレイスジャパンと一般社団法人サスティナブル推進協会NAMIMATIが、環境保護の重要性を広めるための国内初のPRパートナー連携協定を結んだ。この取り組みは、特にデジタルネイティブ世代であるZ世代に向けて、自然環境との新しい付き合い方を提案することを目的としている。
SNSを通じた情報発信の重要性
コロナ禍によりアウトドアブームが起こり、SNSで自然を楽しむ様子を共有する投稿が増加している一方で、自然環境への影響も顕在化している。実際、バーベキューやキャンプを楽しむ際に、焚火跡やゴミが放置されるケースが目立ってきており、それが自然環境に与える影響は無視できない。特に、0~20代のSNS利用率が70%以上という調査結果からも、Z世代の情報収集や影響を受けやすい環境が整っていると言える。
取り組み内容
この連携協定を受けて、LNTの公式インフルエンサーとして選ばれたのがNAMIMATI所属の野村明日香さん(ASUKA)だ。彼女は、海と森に囲まれた環境で育ちながら、「大好きな自然をいつまでも残したい」という強い思いを持ち、日常のライフスタイルにもその意識を反映している。今後、ASUKAさんはInstagramなどのSNSを通じて、LNTのイベントやコースへの参加を通じてZ世代向けの情報発信を行っていくという。
Leave No Traceとは
Leave No Trace(LNT)とは、アウトドア活動における環境保護の行動基準を示すもので、世界94カ国で広がりを見せている。LNTは、「7つの原則」をもとにした環境倫理プログラムで、環境への影響を最小限に抑えながらアウトドアを楽しむことを目的としている。これを通じて、どなたでも簡単に理解し、実践することができる環境への配慮を広めることが期待されている。
NAMIMATIの役割
NAMIMATIは、主にSDGsに関連する環境問題や社会問題に取り組む、Z世代のプラットフォームとして300人以上のメンバーを擁している。彼らの活動は、仲間と共に協力し合いながら、持続可能な未来に向けた取り組みを推進することに重点を置いている。この度の協定により、さらなる広がりを見せるとともに、Z世代に向けた情報発信が活発化することが期待されている。
まとめ
この取り組みは、SNSを利用するZ世代に向けた新たな自然環境保護のプログラムであり、単なる活動の周知にとどまらず、未来の社会を形成するための重要な試みである。Z世代と共に、楽しみながら自然を愛し、その保護に取り組む姿勢は、次世代に向けた大きな影響をもたらすことだろう。