水口酒造、新体制へ
2024-04-10 09:00:01
道後温泉と共に歩む老舗酒蔵・水口酒造が新体制へ!IT×伝統の融合で未来へ
道後温泉と共に歩む老舗酒蔵・水口酒造、新経営体制で未来へ
1895年創業、愛媛県松山市道後温泉地区に唯一残る老舗の造り酒屋「水口酒造」。この度、同社は新たな経営体制を発表しました。伝統を守りながら、現代の技術と経営ノウハウを取り入れ、更なる発展を目指していく同社の戦略に迫ります。
新体制の柱:伝統と革新の融合
新体制では、6代目蔵元として水口皓介氏が代表取締役に就任。水口氏は立教大学理学部物理学科卒業後、JR東海グループでシステム開発に携わった経歴を持ちます。IT分野での経験を活かし、酒造りの伝統を守りながら、現代的な経営手法を取り入れることで、水口酒造の新たな可能性を開拓していくと意気込みを語っています。
さらに、最高収益責任者(CRO)には、元メルカリ社員の武末健二朗氏が就任。武末氏は慶應義塾大学法学部卒業後、戦略コンサルティングファームや、ママ向け通販アプリのスマービーでCOOを務めた経験を持つ敏腕経営者です。その豊富な経験と知識を活かし、水口酒造の事業拡大に貢献していくことが期待されます。
今回の経営体制変更は、2024年7月にリニューアルオープンを迎える道後温泉本館、そして2025年の創業130周年という節目を前に、未来を見据えた戦略の一環として実施されました。水口酒造は、道後温泉という観光地を舞台に、伝統的な酒造りを続けながら、IT技術を駆使した革新的な経営スタイルを目指しています。
若手育成への取り組み:インターンシップ説明会
新体制発足に伴い、水口酒造では大学生向けのインターンシップ説明会を開催します。経営陣直轄で行われるこの説明会では、水口酒造の将来展望や、伝統と革新が融合した企業文化を肌で感じることができる機会となります。若手人材育成にも力を入れる同社の姿勢が伺えます。
水口酒造の歩みと魅力
水口酒造は、明治28年創業以来、道後温泉と共に歩んできた歴史ある酒蔵です。「清酒仁喜多津(にきたつ)」、「道後蔵酒」、「道後ビール」など、道後温泉の情緒を伝える銘酒を数多く生み出しています。これらの商品は、道後温泉を訪れる観光客に、思い出深い旅のひとときを提供する役割を担っています。
また、全国新酒鑑評会で7度の金賞を受賞するなど、高い品質も認められています。近年では様々なコンテストで受賞を重ね、その実力は国内外で高く評価されています。
まとめ:伝統と革新の融合、新たな道後物語
水口酒造は、伝統を守りながら、新たな技術と経営手法を取り入れることで、更なる発展を目指しています。創業130周年を迎える2025年、そして道後温泉本館のリニューアルオープンを機に、同社がどのような「道後物語」を紡いでいくのか、注目が集まります。 今後の展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
水口酒造株式会社
- 住所
- 愛媛県松山市道後喜多町3-23
- 電話番号
-
089-924-6616