CLUEとANDPADが協業を開始、建設業界の生産性向上へ向けた新たな取り組み

株式会社CLUEと株式会社アンドパッドは、それぞれの技術と知見を活かして、建設業界における生産性の向上に向けた事業提携を結びました。両社の提携により、特にドローンを活用した屋根外装点検とクラウド型プロジェクト管理がシームレスに連携されることになります。

背景

近年、建設業界は墜落や転落による事故が後を絶たず、労災問題が深刻化しています。また、高齢化や後継者問題も業界の大きな課題となっており、これを解決するために新たな技術の導入が求められています。そこでCLUEが提供している『DroneRoofer』は、ユーザーが簡単にドローンを操縦できるアプリで、特に戸建ての屋根外装点検を手軽に行えることから、大変注目されています。

提携の目的

CLUEの『DroneRoofer』が行う情報収集とアンドパッドの施工管理ソリューションとの連携により、現場での調査から施工管理までのプロセスが一元的に管理され、業務の効率が大幅に向上します。また、この提携により両社が営業面での協力を行うことで、幅広いユーザー層に対する価値提供が期待されます。

提携の具体的な内容

1. システム連携: 『DroneRoofer』で撮影した画像は自動的にクラウドにアップロードされ、『ANDPAD』内のプロジェクトにリンクされます。これにより、現場での情報がスムーズに流れ、効率的な管理が実現します。

2. 営業協業: 両社のユーザーや顧客に対して、それぞれのサービスの紹介を行い、相互に知らせることで新たな顧客獲得を目指します。

それぞれのサービスについて

DroneRoofer: iPadを使って簡単に操作できるドローン点検アプリで、点検業務に必要なドローン本体や保険、アフターサービスがパッケージ化されています。ユーザーからのフィードバックを基に、新機能の開発やサポート体制も充実させており、多くの企業から高評価を受けています。

ANDPAD: 2016年から提供されているクラウド型の建設プロジェクト管理サービスで、直感的な使い勝手とともに、導入後の徹底したサポートが特長です。現在では18.1万社以上の企業が利用しており、国土交通省の新技術情報提供システム（NETIS）にも登録されています。