黒木結の「鑑賞のプロセス」展が開催
2025年7月18日から23日まで、大阪府茨木市にある茨木市立ギャラリーにて、美術作品の鑑賞体験を探求する展覧会「鑑賞のプロセス」が開催されます。本展は、追手門学院大学社会学部の助教である黒木結氏が提案した作品を基にしており、特に、フランシス・アリスとルイーズ・ブルジョワという二人の著名なアーティストの作品に焦点を当てています。
この展覧会は、社会学部社会学科の学生たちが実際に展示運営に関わることで、美術作品の鑑賞体験を深め、自らの学びを実践に活かすことを目的としています。10名の学生が参加しており、彼らは授業を通じてアートに対する理解を深め、展示の準備や運営を行っています。
展覧会の構成
展覧会のテーマである「鑑賞のプロセス」シリーズは、美術作品の深い鑑賞経験を通してどのように個々の感受性や思考が形成されるのかを探求しています。「鑑賞のプロセス|フランシス・アリス」では、アリスの作品が社会的・政治的テーマを扱っており、それに基づいて学生たちは自身のドローイングを制作しました。一方、「鑑賞のプロセス|ルイーズ・ブルジョワ」では、ブルジョワの作品を通じて、自身の人生や記憶についての体験を映像や写真で表現しています。
この二つの展覧会は一つの会場で対比される形で構成されており、双方の作品の根底にあるテーマや感情を通して、観る人が新たな視点を得ることができるよう工夫されています。展示を通じて、学生たちは自身の感受性や理解を通じて新しい作品を創り出しました。
学びのプロセス
学生たちは、黒木結氏からの作品に関するレクチャーや、実際に作品を体験しながら進められるワークショップに参加する中で、アートに対する認識を深めてきました。これにより、展覧会の企画・運営に必要な知識や技術を学び、実際の会期中には運営スタッフとして会場をサポートします。
展覧会開催情報
- - タイトル: 黒木結「鑑賞のプロセス:フランシス・アリス|鑑賞のプロセス:ルイーズ・ブルジョワ」
- - 開催日時: 2025年7月18日(金)〜23日(水)、10:00〜19:00(入場料無料)
- - 場所: 茨木市立ギャラリー(大阪府茨木市永代町1-5、阪急茨木市駅ロサヴィア2F)
- - 主催: 追手門学院大学社会学部、共催: 茨木市、(公財)茨木市文化振興財団
- - 協力: 追手門学院大学社会学部社会学科社会文化デザインコース
- - 企画: 澤田華特任助教、デザイン: Studio Kentaro Nakamura
この展覧会は、アートと教育が交わる重要な瞬間を提供しています。学生たちの新たな挑戦と成長の成果をぜひご覧ください。