三浦学苑とBrot Baumのコラボで実現したさつまいもパンの魅力

地元を支える新たな試み

三浦学苑高等学校と焼きたてパンの店Brot Baumが手を組み、地域の地産物を生かした特別なパンを作り出しました。このコラボレーションは、学生たちのアイデアと情熱が詰まった「三浦さつまほくふわブレッド」と「三浦さつまほくふわクリームブレッド」の誕生に至るまでの道のりを描いています。

いちごよこすかポートマーケットの取り組み

「いちごよこすかポートマーケット」は、三浦半島の食文化を体験できる地域活性化の拠点です。2023年から参加した地域探究学習プログラム「よこすかengine」により、地元高校の生徒たちと協力しながら、地域の農産物を使用した新商品の開発に取り組んでいます。今回の文化祭の出展もその一環として実施されました。

文化祭での挑戦

2023年10月19日、三浦学苑の文化祭では、企業ブースに参加した7名の学生と共に、地方農産物を豊富に使用したパンの販売が行われました。学生たちは、横須賀市津久井浜の農家から仕入れた不揃いのさつまいもを使用して、オリジナルの甘煮レシピを考案しました。学生たちの様々なアイデアが融合し、見事なパンが誕生しました。

商品の特徴

「三浦さつまほくふわブレッド」と「三浦さつまほくふわクリームブレッド」は、さつまいもの甘さを引き立てる優しい味に仕上げられました。特に、甘煮をたっぷり使ったこのパンは、まさにふわふわでほくほくした食感が楽しめる逸品です。量産の際には、さつまいもが多すぎてふくらまないというハプニングもありましたが、文化祭当日の早朝にBrot Baumで焼きあげられ、400個が見事に完売しました。

参加した学生たちの声

販売を経験した学生たちは、プロジェクトに対する最初の不安を乗り越え、一丸となってパン作りに取り組みました。文化祭を通じて、自らの手でレシピを考案し、パンを完成させた経験は、彼らにとって大きな自信となり、成長の糧となったと言います。参加した千代惺さんと嘉山玲斗さんの感想には、チームワークの大切さや達成感が表現されています。