「みんなのハート」プロジェクト始動
一般社団法人ハートキッズライフリンクが、赤ちゃんと子どもの命をつなぐ活動をより強化するためのプロジェクト「みんなのハート」を始めます。この活動は、医療や地域社会の発展に貢献することを目的とし、特に小児集中治療における支援や人材育成を進めるものです。2026年に向けて、活動の周知を図る広報役や資金的なサポートをしてくれるサポーターを募集しています。
小児集中治療における現状
赤ちゃんや子どもたちを救うためには、小児集中治療室(PICU)や小児心臓外科が果たす役割は非常に重要です。しかし、日本では生まれた地域によって救命率に大きな差があるという現実があります。時には同じ病気でも、治療を受ける病院によって救命率が8倍も違うことがあります。こうした「命の格差」を解消するため、私たちの活動が必要不可欠です。
プロジェクトの目的と活動内容
「みんなのハート」プロジェクトは、生まれた場所によって子どもの命の可能性が変わらない社会を作ることを目的としています。この活動を通じて、小児集中治療に関する知識を共有し、次世代の医療者の育成に力を入れます。
具体的には、医療者とその家族、支援者をつなぐプラットフォームを育成し、医療の質を向上させます。また、「YUPO-SAPO」というAIシステムを開発し、医療の支援と教育の質を高めることも目指しています。このシステムは、少子化の影響で減少する貴重な小児医療のデータを集め、医療従事者の支援と教育を行うためのものです。
アンバサダーとサポーターの役割
このプロジェクトを支えるために、サポーターと呼ばれる寄付者として参加することができ、寄付金を通じて活動を支援していただきます。サポーターに対しては、アップサイクルジュエリー「みんなのハート」を返礼品として送信し、物理的に活動を盛り上げていく方法をご用意しています。
また、アンバサダーは活動を広める役割として、SNSを活用して情報を発信したり、地域イベントに参加したりすることで、プロジェクトへの理解を広めます。これにより、私たちの活動がより多くの人々に認識されることを願っています。
アップサイクルジュエリー
さらに、これまでの活動を経て開発した「みんなのハート」というアップサイクルジュエリーも特徴的です。このジュエリーは、病気や障害を抱える方々が手作りしたもので、デザインは芸術家の西村公一氏が担当しています。寄付を通じてこのジュエリーを手に入れ、その意義を共有することで、より多くの方々に私たちの理念を伝えていけるでしょう。
募集の概要
この「みんなのハート」プロジェクトでは、サポーターとアンバサダーを広く募集しています。寄付額は年間3000円以上から受け付けており、参加を希望する方は、所定の方法でお申し込みいただけます。申込は2025年12月31日まで受け付けており、企業や団体、個人等、参加資格は問いません。
私たちのプロジェクトは、子どもの命や生活を支える社会を一緒に育んでいくための大きな一歩です。皆様のご参加をお待ちしております。ぜひ、一緒に未来の医療を変えていきましょう!