新たなモバイルソリューションの提供
オージス総研とNCデザイン&コンサルティング(NCDC)が共同で、企業のスマートデバイスの活用を支援する「モバイルESBソリューション」を開始しました。スマートデバイスが広く普及する中、業務での効果的な活用が急務となっています。特にフィールドサービスや営業支援業務において、スマートデバイスを活用することで業務の効率化や情報の迅速な共有が期待されています。
現場業務の課題とニーズ
現場で働くスタッフは、これまで紙や電話に依存した業務を行っていました。しかし、スマートデバイスの導入により、必要な社内情報に即座にアクセスでき、指示やサポートもリアルタイムで受けられるようになります。この変化は、業務の質や効率を大幅に向上させると考えられています。しかし、多くの企業が新しい業務設計や既存システムとの連携、モバイルアプリの開発に対する知識不足から困難を感じているのが現実です。
共同ソリューションの特徴
オージス総研とNCDCは、各社が持つ専門的な知識や経験を結集し、ワンストップで企業向けにサービスを提供することで、これらの課題解決を図ります。具体的には、NCDCがスマートデバイス利用に関するコンサルティングやアプリケーション開発を担当し、オージス総研がシステム基盤の構築や実装を行います。これにより、開発にかかるコストや期間を削減しつつ、企業のコア業務にも直結する形で機能するソリューションの提供が可能です。
提供製品の概要
新しいモバイルESBソリューションの中心となる製品は以下の通りです。
- - AppPot:エンタープライズBaaS(Backend as a Service)として、必要な認証やデータ同期、暗号化、データベースの自動生成などを支援するプラットフォームです。
- - Mule ESB:企業内外の多様なシステムやクラウドサービスと容易に連携できる、100種類以上のコネクタを備えた支援基盤です。
これらの製品を活用することで、企業は新しい業務スタイルへ移行し、スマートデバイスによって促進される情報の迅速な利用が実現可能になります。
今後の展開
このソリューションは2023年8月27日よりオンプレミス版の提供を開始し、来月には基本パッケージに認証連携機能を追加。10月にはクラウド版の提供も予定しています。企業におけるモバイルの活用ニーズは高まっているため、今後もお客様の課題解決を強化し、サポート体制を整えていく方針です。
企業のコメント
オージス総研の鈴木淳三取締役は、「当社の基幹システムとクラウド連携技術を幅広く提供できることを嬉しく思います。お客様のニーズに応えて体制強化を進めていきます。」と述べています。また、NCDCの早津俊秀社長も、「複雑化した企業システムをシンプルにし、有益な情報へのアクセスを可能にすることで、お客様の競争力強化に寄与していきます。」と話しております。
まとめ
オージス総研とNCDCによるモバイルESBソリューションの提供は、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速するとともに、スマートデバイスを用いた業務プロセスの新たな可能性を引き出すものです。今後の展開にぜひ注目してほしいと思います。