地域産業の継承と活性化に向けた連携 - 上山市が事業承継支援で協定締結
山形県上山市は、地域産業の継承と活性化を促進するため、事業承継支援に関する連携協定を締結しました。この協定には、事業承継支援事業を手掛けるココホレジャパン株式会社、上山市商工会、金融機関、支援団体など、計8団体が参加しています。
協定締結の背景には、中小企業経営者の高齢化や後継者不足による廃業が深刻化している現状があります。上山市では、このような課題を地域全体で解決するため、行政と関係団体が連携し、事業承継を促進することで、地域経済の活性化を目指しています。
今回の連携協定では、ココホレジャパン株式会社が運営する「ニホン継業バンク」を活用し、事業承継を希望する事業者と、後継者候補をマッチングする取り組みを強化します。
「ニホン継業バンク」は、従来のM&Aとは異なる、事業承継に特化したマッチングサービスです。
事業承継を希望する事業者は、自身の事業の価値やノウハウ、後継者への思いなどを登録することができます。一方、後継者候補は、自身のスキルや経験、事業への意欲などを登録し、希望する事業を探し出すことができます。
上山市では、2024年3月に「山形県上山市継業バンク」を開設し、後継者募集を開始しました。
これは、山形県内で初めての事業承継版空き家バンクで、すでに「手織工房 綿屋」の後継者募集を開始しています。
上山市とココホレジャパン株式会社は、地域産業の活性化に向けた取り組みを積極的に展開していくとしています。
上山市の山本幸靖市長は、「地域の活性化には、事業承継が不可欠である。今回の連携協定を通じて、事業者の事業承継を支援し、地域の活性化を図っていきたい」と意気込みを語りました。
ココホレジャパン株式会社の浅井克俊代表取締役は、「上山市は、事業承継に対する意識が高く、地域全体で事業承継を支援しようとする意欲を感じた。私たちの知見やノウハウを生かし、上山市の事業承継を支援することで、地域経済の活性化に貢献したい」と述べています。
今回の連携協定は、地域産業の継承と活性化に向けた取り組みの一つの大きな一歩となります。今後、上山市とココホレジャパン株式会社は、連携を強化し、地域産業の活性化を促進していく予定です。
ココホレジャパン株式会社について
ココホレジャパン株式会社は、2020年に設立された事業承継支援企業です。
同社は、「事業承継版・空き家バンク=継業バンク」を運営し、地域産業の承継を支援しています。
また、2024年から地域の継業支援拠点として「継業サポートセンター」を設置し、地域産業の承継を促進しています。
事業承継を希望する事業者や後継者候補の方は、ココホレジャパン株式会社のウェブサイトをご確認ください。
ニホン継業バンク:https://keigyo.jp/
上山市について
上山市は、山形県のほぼ中央部に位置する市です。
豊かな自然に恵まれ、農業や観光が盛んな地域です。
近年では、移住者も増加しており、魅力的な地域として注目されています。
事業承継を希望する事業者や後継者候補の方へ
事業承継を検討されている事業者や後継者候補の方は、ぜひ今回の連携協定を活用してください。
上山市やココホレジャパン株式会社は、皆様の事業承継をサポートいたします。