たたら製鉄体験
2026-03-24 12:17:20

日本女子大学がたたら製鉄で古の技術を体験し鉄の魅力を再発見

日本女子大学が開催した「たたら製鉄」イベント



2026年3月6日、東京都文京区の日本女子大学目白キャンパスで、古代から伝わる製錬技術である「たたら製鉄」をテーマにした特別イベントが催されました。この取り組みには、建築デザイン学部の学生と文学部の学生が協力し、141名もの参加者が集いました。

製鉄の全工程を体験


参加者は、砂鉄の採取から製鉄炉の組み立て、火入れ、さらには「ケラ出し」と呼ばれる鉄塊の取り出しまで、自らの手で一つ一つの工程を実践しました。新たに採取した砂鉄を使用し、当日は2つの製鉄炉が設置され、計20kgの砂鉄が用意されました。これに木炭を交互に投入し、炉内の温度を上げていきます。

火入れから5時間後、ついに鉄塊が取り出され、弓ヶ浜にて4.0kg、稲村ヶ崎で6.5kgのケラを得ることに成功しました。これらのケラは、今後の研究に向けての重要な成果となります。

歴史的な砂鉄採取の再現


このイベントでは、江戸時代に使われていた「小鉄舟」を再現し、実際に砂鉄採取を行いました。文学部の德安浩明教授の指導の下、学生たちは文献調査や資料制作を行い、亜鉛の特徴を活かした採取方法を学びました。神奈川や千葉の海岸でも採取が行われ、学生たちは古代の技術に触れました。

理学部の分析による科学的アプローチ


理学部の協力を得て、採取された砂鉄や抽出されたケラの成分分析が予定されています。電子顕微鏡やX線分析を用いて、産地による違いを明らかにすることで、製鉄の科学的側面に迫ります。この分析は、製鉄に対する理解を深めるだけでなく、現代におけるものづくりにいかに生かせるかを考えるための土台となります。

学術講演と鍛冶体験


イベントでは、専門家による学術講演も行われ、製鉄集落の歴史や砂鉄の地理学など、ものづくりの背景を深く知る貴重な機会となりました。また、平安時代から続く伝統を持つ明珍本舗の明珍宗敬氏を招き、参加者は実際に鍛冶体験を通じて、鉄やその加工方法についての理解を深めました。

参加者の声と教員のコメント


参加した学生は、全工程を体験できたことで感動し、また、伝統的な技術が現代社会でどのように活用できるかを考える意義を感じたと述べています。教員たちも、異分野の協力がもたらす意義や参加者の関心を広げることができたと評価しています。

未来の展望


日本女子大学は、文理融合の教育環境に力を入れ続け、今後も実践的な学びの機会を提供していく方針です。今回のイベントが示すように、古来の技術や文化を現代の学びに生かす試みは、学生にとって貴重な経験となるでしょう。次代のものづくり文化の継承を目指し、ますますの進展が期待されます。


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会社情報

会社名
学校法人 日本女子大学
住所
東京都文京区目白台2-8-1
電話番号
03-3943-3131

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