概要
2025年7月19日、長崎県平戸市の千里ヶ浜海水浴場で『スポGOMI甲子園2025 長崎県大会』が開催され、高校生たちがごみを拾う熱戦を繰り広げました。この大会は一般財団法人日本財団スポGOMI連盟が主催し、全33チーム、99人の高校生が参加しました。みんなが力を合わせ、目の前のエリアからごみを拾い、その質と量を競い合いました。
背景と目的
ここ数年、海洋ごみ問題は世界中で深刻化しており、その約80%は陸から流出しているとされています。『スポGOMI甲子園』は、その問題に対する意識を高め、高校生たちが手を動かして行動するきっかけとなることを目指しています。生活者一人ひとりの意識が、未来の海を守る大きな力になるのです。この大会は、中高生が「高校生ごみ拾い日本一」を決め、全国大会への出場権をかけた熱い戦いでもあります。
大会の詳細
- - 開催日: 2025年7月19日(土)09時00分~12時00分
- - 開催場所: 長崎県平戸市千里ヶ浜海水浴場
- - 参加人数: 3名のチーム×33チーム=99人
- - 主催: 一般財団法人日本財団スポGOMI連盟
- - 共催: 日本財団
- - 協力団体: 平戸市
今年で4回目の開催を迎えるこの大会は、多くの高校からの参加があり、盛況を博しました。特に、佐世保工業高校の「ダストダッシュ団」は、拾ったごみの総量が圧倒的な36.53kgで、5115ポイントを獲得し優勝を飾りました。会場は前日の豪雨により多くのゴミが散乱しており、参加者は熱心に清掃活動に取り組みました。
競技の様子
競技時間中も、炎天下での過酷な環境の中、参加者たちは各チームに分かれ、限られた時間内で全力を尽くしました。競技が45分に短縮される中、各チームがごみを拾うために懸命に動き回り、競争相手たちとの熱い戦いが繰り広げられました。結果として、佐世保工業高校の「ダストダッシュ団」が、準優勝チームに3094ポイントも差をつける圧勝を記録しました。
参加者の声
優勝チームのメンバーは、「想像以上に多くのごみがありました。今後はごみを捨てる人を見かけたら、しっかり注意していきたいと思います。」と意気込みを語りました。また、昨年の全国大会での悔しさを払拭すべく、今年の上位入賞を目指すともコメントしてくれました。
おわりに
大会終了後には、参加者たちから「ごみを拾ってよかった」「自分たちの行動が未来を変えるかもしれない」といった感想が寄せられました。海水浴を楽しむ人々の姿を見つつ、それが清掃活動の重要性を再認識させる機会となりました。今後も、私たちはこうした活動を通じて、海を美しく保つために何ができるかを考え続けなければなりません。希望する未来のために、私たち一人ひとりが動き始めるのです。