大和ハウス工業が受賞した木の魅力
大和ハウス工業株式会社が「ウッドデザイン賞2025」において、3つの素晴らしい木造作品を受賞しました。この受賞により、大和ハウスはこの賞を6度目にして、累計9作品の受賞を達成しました。この賞は、設計・施工された建物や製品が持つ木の特性や価値を再評価し、広めることを目的としています。大和ハウスの取り組む木のあり方は、日常生活に豊かさをもたらすもので、今回の受賞作品にもそれが色濃く現れています。
受賞作品の概要
今回の受賞作品は、以下の3つです。
1.
河村電器産業株式会社つくば工場食堂棟(ハートフルデザイン部門)
2.
万博バス停建築プロジェクト 東ゲート南停留所(通称:wavy)(ライフスタイルデザイン部門)
3.
間伐材耐火外壁「カンタイパネル」(ライフスタイルデザイン部門)
これらの作品はそれぞれ特有の工夫が凝らされており、木材の良さを最大限に引き出しています。
1. 河村電器産業株式会社つくば工場食堂棟
この施設は、1990年から運営されている河村電器産業の工場に隣接し、当初の防風林を意識した設計で、2025年4月に完成予定です。「FOREST DINING」をテーマに、従業員がリラックスできる空間が求められ、内外装にはたくさんの木材が使用されています。開放感を重視し、視界を広げることで、まるで森林の中にいるかのような体験を提供しています。
2. 万博バス停建築プロジェクト東ゲート南停留所(通称:wavy)
このバス停プロジェクトは、2025年の日本国際博覧会を見据えた設計で、トラムの停留所として機能します。デザインにはボロノイ図を採用し、自然のエネルギーを感じられるような空間を作り出しました。自然の温もりが感じられる国産杉材も使われており、見る者に木の良さを伝えます。また、必要な耐久性を考慮し、接着剤や塗装にも配慮がなされています。
3. 間伐材耐火外壁「カンタイパネル」
この製品は、木質系カーテンウォールの一種で、中高層建築物向けに特化しています。日本初の60分耐火大臣認定を取得しており、間伐材の特性を生かす為に、最新の「タテログ構法」が採用されています。地域の製材所での加工が可能なこの製品は、地域資源の有効活用と環境負荷の低減に貢献することを目指しています。
受賞の意義
この3つの受賞作品は、木を活かした設計・施工の素晴らしさを象徴しています。大和ハウス工業は、今後も高品質な木造建物や新技術の開発を進め、市民に心豊かな生活を提供していくことでしょう。
まとめ
「ウッドデザイン賞2025」の受賞を通じて、大和ハウス工業は木の持つ魅力やその価値を再評価する機会を得ました。デザインを通じて木がどのように私たちの暮らしを豊かにできるか、今後もその可能性を探り続ける姿勢を大切にしていくでしょう。
河村電器産業株式会社つくば工場食堂棟 詳細
万博バス停建築プロジェクト東ゲート南停留所詳細
間伐材耐火外壁「カンタイパネル」詳細
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